2022年04月30日

Sonny Rollinsの《The Bridge》

 ソニー・ロリンズは1930年の生まれ。元号だと昭和五年、僕の母と同い年だから誕生日が来れば92歳になるはずだ。ジャズ・ミュージシャンは酒と麻薬に溺れて、30代か40代で命を落とす場合も多いのに、このような長命を保っていられるのはなぜか。
 一説によれば、限界を感じても自暴自棄にならず、活動を休止して腕を磨いてきたおかげだという。また、ヨーガの修行を行ってきたことも、健康の維持のみならず、太い音色を出し続けるのに役に立ってきたようだ。
 1959年から3年間活動を休止していたロリンズは、ニューヨークのウィリアムズバーグ橋で、練習を積み重ねてきた。復活後に録音されたのがこのアルバムで、タイトルのThe Bridge 橋はそれにちなんだとされる。
 1曲目のWithout Songと2曲目のWhere Are Youは感傷的で、ロリンズには珍しく甘美な演奏をしているが、3曲目のJohn S.では180度転換して、きわめて力動的で変化の激しい演奏をしている。4曲目のThe Bridgeは目まぐるしい即興演奏に、ダイナミックな強さが加わり、橋で練習を重ねた新境地を示している。5曲目のGod Bless the Childでは内省的で穏やかな演奏に戻り、6曲目のYou do something to Meでは、陽気で自由な演奏に変わっている。
 一つのアルバムでこれほど多彩な側面を盛り込んだのも、3年間の休止期間に得たものを、すべて盛り込もうとした意欲の表れだろう。一本調子な過去のアルバムとは一線を画す、大きな成果を披露している。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

Telegram
https://t.me/takanoatsushi

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村



人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!


Twitter、facebookでの拡散、よろしくお願い致します!
posted by 高野敦志 at 02:57| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「君のまだ見ぬOGASAWARA(小笠原)+1」(ePub)

「僕の人生観を変えかねないような世界を、垣間見せてくれたのは海そのものである」  小笠原諸島の自然と接した体験を、詩的な文体で印象的につづったエッセイ「君のまだ見ぬOGASAWARA」をアップロードします。「東洋のガラパゴス」にあるジャングル、海の生物、島々のたどった歴史に触れてみませんか。  改版にあたり、巻末にエッセイ、リュック・ベッソンの『グラン・ブルー』を加えました。
 以下のリンクからダウンロードしてください。  
ogasawara2.epub

 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。
 IEでダウンロードした場合は、拡張子をzipからepubに変えて、下記のアプリでご覧下さい。

 ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksやbREADER(http://breader.infocity.co.jp/)でご覧下さい。Windowsでは紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.html)が、最も美しくePubのファイルを表示します。Windows8用のアプリのEPUB Reader(http://www.skyfish.co.jp/epubreader.html)でも開けますが、一部のレイアウトが反映されません。

 ブラウザからePubを開く場合、Googleのchrome(https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html)なら、プラグインのReadium(http://readium.org/)をインストールして下さい。
 firefox(https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/)にもプラグインのEPUBReader(https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/epubreader/)があり、縦書きやルビなどにもようやく対応しました。
 EdgeではePubは読めなくなりました。

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

Telegram
https://t.me/takanoatsushi

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!


Twitter、facebookでの拡散、よろしくお願い致します!
posted by 高野敦志 at 02:45| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月29日

星新一の「地球から来た男」

 産業スパイだった男が捕らえられ、未知の星にワープさせられてしまう。男が来た星は地球によく似ており、地球に残してきた妻子そっくりの家族もいる。
 男は地球への恋しさが募り、自分をワープさせた会社に乗り込み、地球に戻すように懇願するが相手にされない。普通なら、地球以外の星にワープさせられたという前提自体がおかしいと気づくはずだ。捕まえた産業スパイを脅かして、車で郊外に連れていっただけだと。
 地球そっくりの星に送り込まれたという前提を、かたくなに守り続けるために、男の妄想は膨らんでいく。「本当はここにいるべきではない」という疎外感を、誰もが一度は抱いたことがあるから、男に共感できるのである。
 さらに、前提を補強するために、その男と同じように、地球から来たと信じ込んでいる税務署の男が登場する。疎外感を持つという点で、共感し合うことが唯一の救いとなるのである。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

Telegram
https://t.me/takanoatsushi

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村



人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!


Twitter、facebookでの拡散、よろしくお願い致します!
posted by 高野敦志 at 02:41| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする