2018年07月26日

「レムリアの記憶」

 レムリアというと、動物学者フィリップ・スクレーターが提唱した、インド洋上の仮想の大陸を思い浮かべるかもしれない。それが五千万年かけて、インド南部、マダガスカル島、マレー半島に分断されたという。
 ここで言うレムリアとは、神智学のブラヴァツキー夫人が説いたもので、太平洋上にあった巨大な大陸が、地殻変動によって水没したとされる。それはムー大陸と呼ばれるではないかと思うかもしれない。いずれにしても、太平洋上に霊的に進化した大陸があったと、一部の人たちに信じられてきたのである。
 霊的に進化したレムリア人は、脳の一部しか使用していない現代人とは異なり、脳をフル稼働させて、テレパシーで相手に想念を伝えることもできたという。これは右脳と左脳が同時に活性化した状態で、左右の耳から異なる周波数の音声を流したり、ゴーグルの点滅の速度を調整したりして、脳波を誘導することで可能となる。
「レムリアの記憶」は武田崇元氏がプログラムしたもので、「甦るレムリア」「レムリアン・シード」「レムリアの記憶」の三部作で構成されている。「甦るレムリア」では、海の中へと潜るとともに、イルカの鳴き声が聞こえてくる。これは海中の楽園世界を想起させるとともに、水没したレムリアへの旅であり、「カシーナ」を装着したあなた自身の、心の深層への回帰でもある。
「レムリアン・シード」はレムリアの種という意味。いきなり、静謐なピアノの音が響いてくる。あなたはすでに、深い瞑想状態に入っている。その証拠に、目の前をイメージがよぎったりしないだろうか。両手・両足の力がすべて抜けて、精神は目覚めながら、肉体は眠りについているのである。
「レムリアの記憶」では、銅鑼の音が鳴り響いた後、抒情的なメロディーが流れてくる。せせらぎの音に気づいたあなたは、レムリアの世界に戻ってきており、海中に没する以前の楽園にいる。ということは、失われたと思われた能力も、あなたの内部で眠っていたということ。肉体から自由になったことで、時間と空間という制限にとらわれていない。ここでは、心で思ったことが単なる空想ではなくなり、望むことが実現する創造の場に臨んでいるのである。


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2018年07月21日

WALKMANでヘミシンクを聴く

 WALKMANはジャズをいい音で聴くために買ったのだが、クラシック音楽をコンサート会場の雰囲気でも聴けるので、若い頃に好きだったドビュッシーやラヴェル、ラフマニノフなども聴き直した。喜多郎の『シルクロード』を「リラックス」モードで聴くと、これまた癒しの効果が高い。
 ヘミシンクに関しては、エフェクトをすべて外さないと効果がないと言われているので、WALKMANでは聴いてなかったのだが、ClearAudio+のみをオンにして、モンロー研究所の《ゲートウェイ・エクスペリエンス》のTを聴いてみた。ファイルはもちろん、可逆圧縮されたものを用いた。
 ハイレゾ相当に補完されるため、迫力が半端ない。もちろん、ハイレゾ用のイヤフォンで聴いたのだが。「レゾナント・エネルギー・バルーン」を作る練習では、音の波が何度も背筋を上って頭頂に抜けるので、まるでクンダリーニが覚醒させられるような感覚になった。
 へミンシクは左右から異なる周波数の音を聴かせて、脳波を変性意識に導いた上で、言葉による誘導瞑想を行う。自己催眠にかけているようなもので、「体外離脱」したくてやってる人が多いらしい。僕は何度か体験したが、大抵はすぐに眠ってしまい、何も起こらない。もし他のプレーヤーで効果が得られないのだったら、WALKMANで聴いてみるといい。結構すごいことになりそうだ。


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2018年07月03日

528ヘルツCD

 幻想的な光と音による脳波誘導で、夢見心地へいざなう瞑想マシン「カシーナ」のアルバムで、「龍旋幻夢」に続く武田崇元氏によるプログラムである。今回は癒しがテーマとなっている。
 グレゴリオ聖歌が崇高な世界を想起させ、救いの光に包まれるような意識に導くのも、音楽に使われる音の周波数が関係している。ヨーガなどの秘教では、脊髄に沿った位置に「チャクラ」と言われる生命エネルギーの集積所があると説く。主要なチャクラは7つあり、固有の周波数で振動している。対応する周波数の音を聴いたり、正しい音程でマントラ(真言)を発することで、チャクラの振動は増幅され、エネルギーが充填されていくとされる。
 人間の心身にプラスの影響を与える周波数を、総じてソルフェジオ周波数という。そのうち528ヘルツは、太陽神経叢にある「マニプラ・チャクラ」に対応し、DNAを修復する力があるとされる。現代人は多くのストレスにさらされ、さまざまな化学物質によって、DNAが傷つけられている。このアルバムを聴くことによって、それを癒す効果が期待されるが、「カシーナ」を使用することで、聴覚と視覚からの相乗的な効果がもたらされる。
 冒頭の曲名であるSEDONAは、アメリカ合衆国アリゾナ州にあるパワースポットである。先住民の聖地とされ、侵食が進んだ赤い大地が渦巻状の円柱と化し、奇岩の間を縫って進む谷川からは大自然の気が発している。プログラムはあなたを、「セドナのせせらぎ」へといざなう。水音とともに音叉が聞こえるので、岩の上で瞑想する自分を想像してみよう。眼前に現れる光の輪は、呼吸するように収縮と拡張を繰り返す。
 やがて、大地の底から地響きとともに、噴火が始まる。それはあなたの会陰に眠るクンダリーニが覚醒し、脊椎を貫通して頭頂へ抜けるさまを想起させる。天上からは祝福する女神のハミングが聞こえてくる。眼前の光の輪は、震動とともに目まぐるしく点滅する万華鏡となる。
 2曲目のDream Beachは、満ち干を繰り返す波音が聞こえる。ミニマル系のメロディーとともに、あなたを急激に深い世界へと誘導する。日々の疲れは癒され、知らぬうちに眠りに落ちていく。
 3曲目のWater fallは、荘重な電子音楽と滝の音を重ね合わせたもの。勢いよく注ぐ滝壺の上を、ウグイスの谷渡りが響く。山岳信仰では滝に打たれて身を清めるが、あなたは今流れ落ちる音の中にいる。心が鎮まるにつれて、岩肌を磨く清水のしぶきも見えてくる。心身一如の境地に至ることで、傷ついたDNAも修復されていく。


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