2018年01月13日

「カシーナ」と脳内芸術(ePub)

 ブレインマシーンの開発は、作家のウィリアム・バロウズが「ドリームマシン」を考案したことに始まりました。日本では1990年頃に発売された「メガブレイン」が一世を風靡しました。ここではMindPlace社の「カシーナ」を使用する際のヒントと、その文化的背景についてまとめました。
 以下のリンクからダウンロードしてください。
Kasina.epub

 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。
 IEでダウンロードした場合は、拡張子をzipからepubに変えて、下記のアプリでご覧下さい。

 ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksなどでご覧下さい。Windowsでは紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.html)が、最も美しくePubのファイルを表示します。

 ブラウザからePubを開く場合、Edgeならプラグインなしで読めます。Googleのchrome(https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html)なら、プラグインのReadium(http://readium.org/)をインストールして下さい。
 firefox(https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/)にもプラグインのEPUBReader(https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/epubreader/)があり、縦書きやルビなどにも対応しています。

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。


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2018年01月09日

立花隆の『証言・臨死体験』(2)

 作家の水上勉の場合、臨死体験の間、死んだ飼い犬が三途の川で泳ぎ、人間の言葉をしゃべったという。また、病床に戦時中に世話した軍馬が現れ、後日譚をしゃべりに通ってきたという。水上氏はこれらを妄想だと切り捨てる。この世もあの世も幻で、それにはとらわれないという意識である。育った禅寺を飛び出した水上氏は、臨死体験を経て禅僧のような境地に至ったようである。
 特異な臨死体験をしたのは、彗星探索家の木内鶴彦氏である。木内氏の場合、臨死体験を繰り返している。しかも、自分が死にそうになりながらも、冷静さを失わず、自分自身の体験の意味を探究している。思った瞬間にその場所に移動できることに気づいたので、木内氏は未来に移動する。すると、未来の自分が高野山で講演している光景を見る。これで自分は死なないと確信した。その同じ場面が十九年後に実現したという。また、空間を移動して、肉親や友人の体内に入ったりもしたらしい。
 時間や空間を移動したり、動物や植物に姿を変えられたりもできるのは、宇宙が意識を持っていて、自分もその一部だからだと、木内氏は結論づけている。汎神論という考え方で、すべてが神の現れと見るわけである。これに関しては、氏の著書『「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み』で詳しく論じられている。
 脚本家の宮内婦貴子氏の場合、肺気腫で呼吸困難に陥った。呼吸ができないことがどれだけ苦しいかは、喘息を患った人間なら誰でも理解できるだろう。宮内氏は空を飛びながら、死に別れた養父母に再会することを楽しみにしていたが、娘のことややり残した仕事を思い出すと、下に落ちて目覚めてしまったという。宮内氏は以前から、体外離脱ができたと主張している。しかも、熱海や伊東、松島などかなり遠距離に移動し、そこで見たことを、現実で確認したこともあるらしい。
 本書にはこのほか、二十名の臨死体験が収録されている。西洋人の臨死体験との大きな違いは、三途の川が現れること、過去の体験を走馬燈のように見るという体験は、むしろ珍しいこと、出現するのは肉親などで、話し相手を神だとは思わない点などである。信仰の違いが反映されていることで、臨死体験は死に瀕した脳が見る幻覚と片づけるか、死後に向かうのは霊の世界であるから、意識したものが出現するのは当然だと見るかで、見解が大きく分かれるところだろう。

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2018年01月08日

立花隆の『証言・臨死体験』(1)

 ここのところ、西洋人の臨死体験に関する記述を読んできた。生前の記憶が一瞬の間に追体験されたり、体外離脱のあと、トンネルを潜ると、美しい自然の風景が見えたり、神さまと話したりなどが特徴で、これはキリスト教の信仰と関係があるのかと思ったりした。
 そこで、『臨死体験』という著書もある立花隆の『証言・臨死体験』を読んでみた。これは立花氏が、臨死体験をした人々から聞いた話を、ドキュメンタリーの形式でまとめたものである。立花氏自身は、死後の世界については懐疑的だが、臨死体験者にとっては、夢とは異なる現実感が伴うために、死後の世界を信じるようになる場合が多い。
 日本人の臨死体験の特徴としては、三途の川が現れる点である。この世とあの世の境には川があるというのは、日本人の信仰の現れと考えられる。また、川向こうには死んだ肉親が現れて、メッセージを伝えてくるというのも共通点である。川を渡っていたら、死んでしまっただろうという述懐もある。
 また、美しい花畑に感動したり、空を飛んでいく心地よさを覚える点、こんなに気持ちいいなら死んでしまってもいいと思ったが、肉親に呼び戻されて死を免れたといったものが、日本人の典型的な臨死体験である。(つづく)

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