2018年11月12日

廃仏毀釈で修験道がなぜ目の敵にされたか

 江戸時代の庶民にとって、日本で最も偉いのは江戸の公方様、二番目に偉いのが領主であるお殿様だった。江戸時代の外交では、徳川将軍は日本国王、大君であり、アメリカのペリーは、Emperorである徳川家慶宛の大統領の国書を持ってきた。
 幕府は初代将軍、徳川家康を神格化することで、権力を揺るぎないものにしようとしていた。そこには、天台宗の僧天海の入れ知恵があった。徳川家康は東方浄瑠璃世界の教主である薬師如来が、化身として日本に生まれた神、東照大権現であるという信仰が編み出された。日本中に東照宮が作られたのはそのためである。
 幕末になると、尊王攘夷の思想が擡頭するが、天皇が日本の中心であるという思想は、水戸学の影響を受けた武士や、国学者の間にはあったものの、庶民の間では依然として、江戸の公方様が日本の支配者だった。
 天皇中心の新政府を作るためには、真言宗が説いた信仰、「日本の神は仏の化身」という本地垂迹説が都合悪かった。天照大神の子孫が天皇であると主張する上で、天照大神が大日如来の化身であっては、日本がアジアの中心であるという思想を、庶民に刷り込むことができないからである。また、仏教の説く慈悲の精神を否定しなければ、徴兵制によって庶民を戦地に送り込んで、敵兵を討たせることもできない。
 神仏習合を体現していたのが修験道である。山伏は半僧半俗の存在で、幕府の宗教政策のもとでは、真言宗や天台宗の支配下に置かれていた。修験道が信仰の中心にしていたのは、仏の化身である神、権現だった。修験道の開祖、役小角が感得した金剛蔵王権現や、熊野三社の熊野権現が、古来から信仰されていた。武蔵国の高尾山では飯縄大権現、相模国の大山では石尊大権現といったように、修験道では神仏習合の多くの権現が信仰されていた。
 明治維新で幕府の権威を失墜させるためには、神仏分離を行い、東照大権現を否定する必要があった。権現という存在を抹殺する上で障害になる修験道は、明治政府はよって徹底的に弾圧されたと考えられる。


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2018年10月22日

増補版『「カシーナ」と脳内芸術』(pdf)

 ブレインマシーンの開発は、作家のウィリアム・バロウズが「ドリームマシン」を考案したことに始まりました。日本では1990年頃に発売された「メガブレイン」が一世を風靡しました。ここではMindPlace社の「カシーナ」を使用する際のヒントと、その文化的背景についてまとめました。
 改版では《Journey to the Sun》《528ヘルツCD》《レムリアの記憶》の3つのプログラムについての解説を加えました。

 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。
Kasina2.pdf

 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。

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2018年10月19日

《Gateway Experience》私見(pdf)

「体外離脱」を探究したロバート・モンローと、左右の脳を同期させるヘミシンクの技術、宗教的な変性意識が体験できる《Gateway Experience》、死後の世界を探索できる《Going Home》などについて、実践する場合に知っておくとよいことや、僕自身が体験した上での私見をまとめてみました。関心は持っているが、自身でやるかどうか迷っている場合などは、参考になるのではないかと思います。
 今回はパソコンですぐに開けるpdfを公開します。以下のリンクからダウンロードして下さい。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクから、ダウンロードできます。
Gateway.pdf

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