2016年08月14日

原鉄道模型博物館を訪れる(2)

 本物の列車はモーターが一定速度に達すると、電源を切って等速で走らせる惰力走行を行うが、原氏の模型でもそれを再現した。台車の揺れ枕や軸箱、動力の伝達機構も本物にならった。車内のデザインなども、忠実に描いている。会場が暗くなると、電灯や列車に明かりがともるのは言うまでもない。
 さらに、列車が近づくと踏切が点滅し、通過後は信号機も赤に変わる。ロープウェーや自動車も走っており、周囲の野山で人々はハイキングを、海岸では海水浴を楽しんでいる。高山の上にはニホンカモシカの姿もあった。あまりのリアルさに、ジオラマを眺めているだけで、どこかの町を高台から眺めているような錯覚が生じ、旅愁まで感じられてしまうのだった。
 驚きはそれに留まらない。模型の先頭にカメラを設置し、その運転席から見える光景まで再現してしまっているのだ。それがどんなものかは、iOSの無料アプリがあるので、最後にリンクを張っておこう。iPhoneやiPod touchに最適化されている。iPadの場合、画面は大きくなるが、解像度が落ちてしまう難点がある。

シャングリラ鉄道の旅
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2016年08月13日

原鉄道模型博物館を訪れる(1)

 子供の頃、僕は鉄道マニアで、東京近郊の路線の駅名を丸暗記していた。小学生や中学生の頃は、秋葉原にあった交通博物館に通ったものだ。一番の魅力は鉄道のジオラマ(立体模型)だった。列車はおもちゃのように小さかったが、全体の規模は大きく、複雑に入り組んだレールを走る模型に、目を奪われていた。その交通博物館も老朽化で、2006年に70年の歴史を閉じた。
 数年前、京都を訪れた際に、嵯峨野観光鉄道が運営するジオラマを見た。こちらは縦横に走る鉄道だけでなく、精巧に作られた京都の町が魅力だった。しかも、時間によって開場が暗くなり、模型の電車や町に明かりがともり、天井の夜空に星が瞬くという手の込みようで、ジオラマの進化に感心させられた。
 ところが、今回訪れた原鉄道模型博物館(神奈川県横浜市西区)は、精巧さでは度肝を抜かれ、余りの素晴らしさに息を呑んだ。この博物館の創設者原信太郎氏(1919-2014)の、本格的な模型作りへのこだわりは、まさに天才技に達している。加工が難しい鉄で車体を作ったのも、列車とレールが出す音に本物らしさを与えるためだろう。鉄道模型の場合、従来はレールから電気を取るのが普通だが、原氏は架線から取ることにこだわった。(つづく)


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2016年07月01日

菅野完の『日本会議の研究』

 安倍政権の閣僚の多くは、日本会議に所属している。その日本会議とは何かについて、綿密な調査に基づいて書かれた本である。自民党に投票しようと考えている人は、選挙前にぜひ読んでおくべき本である。
 日本会議の会員の中には、神社本庁や天台宗所属の人物名が入っているが、実態は霊友会や佛所護念会教団、念法真教、崇教真光などの新興宗教の信者が多く所属している。武道館での「改憲一万人大会」も、実態は新興宗教の信者が動員されたものだという。
 ただし、日本会議の中核には、「生長の家」の原理主義者がおり、「生長の家」が政治運動と手を切って、エコロジー宗教となった現実に不満を抱いて脱会した人たちが、その中核にいるのだという。 
 詳しいことは、本書を読まれて理解された方がいい。ただし、大きな疑問に思うのは、愛国者の団体であるはずの日本会議が、日本列島の東半分を放射能で汚染した、福島第一原発の爆発に目をつぶり、原発再稼働を進めて、日本列島をさらなる汚染の危機にさらしていること。また、日本が「日米合同委員会」のもとで、対米隷属を強いられているのに、素知らぬふりをしているという点である。
 対米隷属を潔しとせず、独自路線を歩もうとした政治家は、失脚させられている。田中角栄や小沢一郎が真の愛国者であるという印象を、改めて持つに至った次第である。

参考文献
菅野完『日本会議の研究』(扶桑社)


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