2019年08月31日

西早稲田の中華料理店「口福」

 東京都新宿区西早稲田に、中華料理店「口福」がある。店の名前は読んで字のごとく、食べたときの口の幸福を願ってつけられた。
 この店の特徴は、メニューの豊富さとおいしさにある。中国本土でなければ口にできない本場の料理が、手頃な値段で食べられる。しかも、学生街ということもあり、量もたっぷりある。石焼鍋や土鍋料理が看板であり、四川料理、雲南料理の種類も多い。
 麺料理も多彩であり、真っ白でモチモチした刀削麺、ツルツルとしたのど越しの米線などが、様々なスープの味で楽しめる。
 一杯飲みながら一品料理が味わえる「お疲れさまセット」が798円、「食べ・飲み放題」が2980円であり、グループでの予約も受け付けている。

住所 新宿区西早稲田3-20-2
電話03-6380-3733

ホームページへのリンク
http://8koufuku.com/


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2019年08月21日

はぎわら ふぐの『火山はめざめる』

 火山は湖や温泉、肥沃な土壌など、人間に多くの恩恵を与えてくれる。大半の時は休んでおり、細い煙を出しているくらいで、一生の間に一度も噴火しない火山が多い。
 はぎわら ふぐの『火山はめざめる』は、火山活動が人間にとってどのようなものか、噴火の状況やその時代の風俗を、子供にも分かる絵本の形でまとめたものである。
 浅間山の噴火の歴史が、四つの噴火を例に描かれている。火山はほとんど休んでいるから、活動していない時は考えなくても、大抵問題はない。噴火活動が始まっても、そのうち止まるだろうぐらいにしか思わない。
 それは自分自身の知っている範囲で、火山の噴火をとらえているからである。昭和時代の浅間山は、ブルカノ式噴火をしていた。火山灰を噴き出し、噴石をいくらか飛ばすくらい。警戒していれば、生命に危険を及ぼすことはない。日本人にとっての浅間山のイメージは、こんなものではないか。
 ところが、江戸時代の天明大噴火では、軽石と溶岩を大量に噴き出した。噴煙が柱となって上り続け、支えきれなくなって大規模な火砕流となり、麓の鎌原村を襲った。鬼押し出しはそのときに噴出した溶岩である。プリニー式噴火と呼ばれ、ポンペイの街を滅ぼしたのもこのタイプである。
 平安時代の天仁大噴火では、さらに規模が大きい追分火砕流を引き起こした。軽井沢はこのとき埋め立てられ、平坦な台地となった。それだけではない。浅間山は二万五千年前に、山体崩壊を引き起こした。その際の土砂なだれは、前橋、高崎、佐久平まで到達した。浅間山はこのような大災害を引き起こす危険な火山だが、何も知らない人の目には、穏やかに煙を吐く火山としか映らない。

参考文献 はぎわら ふぐ作・早川由紀夫監修『火山はめざめる』(福音館書店)


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2019年08月09日

勝海舟の『氷川清話』について

 勝海舟については、中学生の頃、子母沢寛の『勝海舟』『父子鷹』『おとこ鷹』で知った。後の二作は海舟の父、勝小吉が主人公で、海舟の少年時代の逸話なども出てくる。勝小吉は『夢酔独言』という伝記の作者で、江戸時代の旗本が話し言葉で書いた本としても注目されている。利かん気で座敷牢に閉じ込められたことのある小吉だが、死を恐れず肝の据わったところや、相手の心底を見抜いて、歯に衣を着せぬ物言いをするところなどは、息子の海舟に受け継がれている。
 子母沢寛は勝小吉の『夢酔独言』と海舟の『氷川清話』を参照したはずだが、後者の流布本は編者の吉本襄が改変したもので、海舟の談話が意図的に歪められてしまっている。江藤淳・松浦玲編の『氷川清話』は、改変される前の海舟の語りを再現した物である。
 改変の多くは、海舟が徳川時代と明治時代を比較して、明治時代を批判している部分にある。伊藤博文など長州閥の人間を小人物として批判する一方、江戸無血開城をともに成し遂げた西郷隆盛や、東京遷都に同意して東京の繁栄に尽くした大久保利通を評価している。特に西郷の豪胆さには敬意を表している。
 徳川時代の人間が、いかに肝が据わっていたかを強調し、政治にとって最も重要なのは、誠心誠意であり、それによって人心を掌握し、外交も切り抜けることができると説いている。国によって差別せず、小国を軽んじなければ、大国からも敬意を表される点など、長州閥の安倍政権が学ぶべき点も多い。
 危機を乗り切り、偉業を成し遂げるには、肝が据わっていなければならない。海舟は若い頃、剣術と座禅でそれを学んだ。虚心坦懐、明鏡止水となってはじめて、死地を乗り切ることもできる。杓子定規や学問に頼っているだけでは、現実の社会は理解できない。たとえ学問のない、一般の庶民であっても、人生の極意を体得していた徳川時代は、儒教の精神が庶民にまで行き渡っていた時代だった。

参考文献 江藤淳・松浦玲編『氷川清話』(講談社)


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