2018年06月19日

WALKMANの音質設定

 WALKMANのAシリーズは、CDやmp3をハイレゾに近い音質にアップサンプリングする。ハイレゾと圧縮された音を比較したデータベースに基づいて、音を補完しているので、音が太くなってリアリティを増す。マイルス・デイビスのかすれたトランペットの音は、mp3で聴いているだけだったら、何で人の心をとらえるのか分からないだろう。
 耳にはよく聞こえない音であっても、振動として体に伝わってくると、目の前で楽器が演奏されているかのように、生理的に判断してしまうのだろう。張り子みたいなmp3と違って、BGMとして聞き流すことができないのだ。
 さて、WALKMANには音質設定があるので、好みの音質で聴くことができる。ジャズなら、イコライザーを「ジャズ」に、サラウンドを「クラブ」にする。クラシックなら、イコライザーを「クラシック」に、サラウンドを「コンサートホール」にする。喜多郎の音楽でくつろぎたいときは、イコライザーを「リラックス」に、サラウンドを「スタジオ」にする。
 自然の効果音を用いているアルバムは、エフェクトをかけると台無しになる。その場合、ClearAudio+を有効にすれば、透明でダイナミックな音が楽しめる。ClearAudio+を押せば、どんな音楽でも迫力は増すが、ジャズやクラシックなど、楽器の響きを楽しみたいジャンルは外して、上記の設定をするのがお勧めである。


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2018年06月11日

ジョージ・ベンソン George Bensonの《ブリージン》Breezin'

 ジョージ・ベンソンを知ったのは、パソコンテレビのGyao(https://gyao.yahoo.co.jp/)でのライブ映像だった。乗りまくってギターを弾き、男性的な美声で歌っているさまに、会場の観客は熱狂していた。このアルバムの主題曲 Breezin'ブリージンの映像はYouTubeで流れているのを見た。弾き終わったときのベンソンの陶酔も見ものだった。
 ただ、このアルバムの良さを本当に知ったのは、e-onkyo(http://www.e-onkyo.com/music/)でmqa版のハイレゾで聴いてからだった。すべての霧が晴れて、隔てている膜が除かれ、ベンソンが目の前でエレキギターを弾き、歌っているのを感じた。伴奏の電子ピアノやドラムのリズムも、輪郭がくっきりするほど分離しており、臨場感がすばらしい。ライブの会場にいるようなものだ。マスカレード This Masqueradeの歌声は最高だし、シックス・トゥ・フォー Six To Fourでのエレキギターのうなりは、ファンを悩殺するに違いない。
 私の主張 Affirmationは、ギター演奏の魅力を前面に出し、叙情性とポップなリズムが融合したもの。これが愛なの? So This is Loveでは、恋のやるせなさを演出し、愛するレディ Ladyのひたむきな献身を感じさせる響きで、最高のひとときは幕を閉じる。ベンソンの魅力は音との一体感で生じるのであり、だからこそ、最高の音質で聴きたいものである。


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2018年06月06日

ソニー・ロリンズ Sonny Rollinsの《ワーク・タイム》Worktime

 ジャズの中では、サックス奏者が好きである。アルト・サックスとテナー・サックスだと、アルトの方が好きだった。チャーリー・パーカー Charlie Parkerに心酔していることもあるが、弟子のソニー・スティット Sonny Stittの場合も、テナーよりアルトを吹いている方が本領を発揮していた。
 テナー・サックス奏者では、ジョン・コルトレーン John Coltraneの感情過多の演奏が、深い共感とともに、時としてやり切れない思いに引き込む。テナー・サックスでも、これほど美しく繊細な音が出せるのかと思わせたのが、スタン・ゲッツ Stan Getzである。それに対して、ソニー・ロリンズのテナー・サックスは陽気で力強く、あくまでも男性的である。
 ソニー・ロリンズと言えば、セント・トーマス St.Thomasを収録した《サキソフォン・コロッサス》Saxophone Colossusが余りに有名で、代表作と言えるアルバムである。1930年の生まれで、短命が多いジャズ・ミュージシャンの中で、90近い長寿を保っているのは、マイペースで活動してきたことや、図太い音を出すために始めたヨーガが、健康面でも功を奏しているからだろう。
 僕は若い頃の演奏しか聴いていないから、ソニー・ロリンズについては深く知らない。若い頃に最高の演奏をしているから、それで満足してしまっているのかもしれない。図太いテナー・サックスを、心ゆくまで味わいたいなら、RVG、Rudy Van Gelderによりリマスターされたアルバムを聴いてほしい。気持ちを明るく保ちたいとき、やる気を出すために鼓舞されたいときに、僕はRVGの《ワーク・タイム》を聴く。
 1曲目のThere's No Business Like Show Businessからして、陽気で力強くアドレナリンがどくどくと流れ出す。絶好調の演奏を冒頭からやってのけている。2曲目のParadoxはソニー・ロリンズの作曲で、矛盾した世界で縦横に、サックスの音を吹きまくってやるといった自信に満ちた曲、僕が一番好きな曲である。3曲目のRaincheckでも感じるのだが、ソニー・ロリンズのサックスの魅力は、吹き出しにうねるように出される響きだ。続くメロディーは目まぐるしく音程が変化し、乗りの良さは留まることを知らない。4曲目のThere Are Such Thingsでは一転して、おおらかに伸びる心の広がりを、男性的な優しさで奏でている。5曲目のIt's All Right With Meは、コール・ポーター Cole Porterの作曲で、「おれは構わない」というタイトルとは裏腹に、内に激しい葛藤を秘めた力強さを感じる。


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