2018年06月27日

MQA-CDのリッピング(3)

 mqaをデコードできるDACがあれば、MQA-CDからリッピンクしたflacファイルが、mqaの信号を含んでいるかどうか、ランプの点灯で分かるのだが、mqa対応をうたうWALKMANの場合はどうだろうか。
 ダウンロードしたmqaファイルは、WALKMANではハイレゾに分類される。ところが、MQA-CDからリッピングしたflacファイルを、mqa.flacと拡張子を変更し、WALKMANに転送しても、ハイレゾには分類されない。これについては、コーデックのタグを読んで分類しているからで、拡張子にmqaが含まれていれば、mqaのデータをデコードすると考えられる。
 そこで、他のソフトで作ったflacと、Exact Audio Copyで作ったflacを、WALKMANで再生してみた。ともにいい音がしているが、mqaの信号が含まれていない場合でも、アップサンプリングでよく聞こえているだけかもしれない。DSEE HXを切ってみると、他のソフトで作ったflacの音質は劣化した。つまり、mqaのデータが含まれていなかったのである。一方、Exact Audio Copyで作った方は、DSEE HXをオンにしてもオフにしても、高音質のままである。WALKMANはハイレゾではDSEE HXがオフになる仕様である。
 ソフトによって、flacにmqaが組み込めるかどうかが変わるのは、圧縮率とともに、設定するBit Rateが関わっている可能性がある。僕の場合は、圧縮率を5にし、CDと同じ1411kbpsに設定した。他のソフトではBit Rateが900kbps前後となっていた。


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2018年06月26日

MQA-CDのリッピング(2)

 MQA-CDに関しては、不明な点が多い。リッピングのソフトウェアによっては、mqaのハイレゾの部分がflacの可逆圧縮の際に除かれてしまうのではないかという疑念が残っているからだ。本来なら、mqaがデコードできるDACがあれば、flacファイルのmqaの部分がデコードできているか確認できるのだが、ソニーのWAlkMANではmqaに対応しているものの、ファイルにmqaの情報が組み込まれ、かつデコードできているか確認する方法がない。
 その問題に関して、Twitterで知り合った方から、リッピングの方法について教えていただいた。以下の方法なら、確実にmqaの情報を組み込んだflacファイルができ、DACでもデコードが確認できたというのだ。実際にその方法に則ってファイルを作成したところ、異次元と思われるほどクリアーな音声が再生された。
 リッピングにはExact Auio Copy(http://www.exactaudiocopy.de/en/index.php/resources/download/)を用いる。Windows10 64bit版でも動作が確認されている。ダウンロードしてインストールしたら、起動のチェックは外して日本語化する。詳しくは「リッピングソフトExact Audio Copy(EAC)のインストール&日本語化手順」(https://howto-it.com/eacinstall.html)を参照するといい。
 ただ、Exact Auio Copyはそのままでは、wavなどを生成するが、flacには対応していない。アルバムや曲名などのタグを埋め込むことを考えると、flacの方が実用的である。それにはExact Auio Copyに、flacのエンコーダーを組み込む必要がある。それには「Exact Audio CopyでCDから音楽をFLACで取り込む方法」(http://michisugara.jp/archives/2011/eac_flac.html)を参照した。
 あとは、flacに可逆圧縮するときの設定だが、圧縮率は5にする。「追加のコマンドラインオプション」で「-5 %source%」のように打つ。上記のページで「トラックごと個々のFLACファイルにしてリッピング」の手順に従えばいい。
 ファィルができたら、拡張子を〜.flacから〜.mqa.flacに変更して、再生する機器に転送して、自分の耳で違いを味わってみよう。


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2018年06月25日

MQA-CDのリッピング(1)

 mqaファイルは優れた透明感のある音質を持ちつつ、CD音質のファイルと同等の大きさしかない。WALKMANのAシリーズ以上を持っているなら、すぐに聴くことができる。僕の場合は、e-onkyo(http://www.e-onkyo.com/music/)からダウンロードした。
 最近、MQA-CDというのが発売されたが、リッピングでつまずいていた。どうやら普通のプレーヤーでflacに可逆圧縮しても、折り紙状にたたみこまれたmqaのハイレゾ部分を、除外してしまうようなのだ。John coltraneのSay itを通常のCDでflacに可逆圧縮したら24.6M、MQA-CDの場合も同じ数値だった。MQA-CDは対応していない機器では、通常のCD部分しか読み込まない。音質が良くなったと感じたのは、ディスクがUltimate HQCDだったからなのだろうか。
 MQA-CDをリッピングするには、dBpoweramp Music Converter(https://www.dbpoweramp.com/dmc.htm)など、特別なソフトが必要だという。インストールしてリッピングしてみたが、Say itのファイルは24.6Mで、Music Center for PCでリッピングした場合と、容量的には全く同じ。徒労感が漂ってきた。
 また、たとえうまくリッピングできたとしても、ソフトウェアでは88.2kHzまたは96kHzまでしかデコードできず、専用の機器がなければ、176.4kHzまたは192kHz以上で再生されない。したがって、mqaに対応したオーディオ機器を持たず、WALKMANなどで気軽に楽しむ場合には、MQA-CDは買わずに、mqaファイルをダウンロードすればいいということになるのか。もしくは、WALKMANにはアップサンプリング機能がついているので、mqaにはこだわらず、Ultimate HQCDなどの高音質CDをリッピングして、WALKMANで聴けばいいということなのだろう。MQA-CDに対する幻想が吹っ飛んでしまった。


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