2021年04月16日

十国峠の名の由来(6)

 姫の沢公園の入口に着いた。木の階段がどこまでも続いている。しかも、朽ちかけている。枯れ葉が敷かれているので、非常に滑りやすい。はっきり言って、足場が悪い、急峻な山道である。登山靴をはいていなければ、安心して進むことができない。
 姫の沢公園のバス停で、ベンチに座ってうたた寝してしまった。伊東駅行きのバスは十五分ほど遅れてきた。来宮神社前で下車した。赤い大鳥居の手前には、東海道線と新幹線の見上げるばかりの高架がある。平城京遷都の年、漁師の舟に木の根がかかり、神像に見えたために祀ったところから、「木の宮」と称した。「来宮」の社名と地名の由来である。
 江戸時代までは「来宮大明神」と呼ばれ、赤い大鳥居も「明神鳥居」である。明神は仏が衆生を救済するために神として現れたとする「神仏習合」に基づいた神号であるため、明治以降は「明神」の名は避けられるようになった。
 参道は鬱蒼とした森の中にあり、来福・縁起の神として信仰を集めている。参拝してから、入口のお店で麦こがし付きのソフトクリームを食べた。流れ着いた御神体に麦こがしをお供えした、という言い伝えにちなんだ物だという。(つづく)


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2021年04月14日

十国峠の名の由来(5)

 熱海駅で買ってきた弁当を、展望台のベンチで食べた。お腹がすいていたので、揚げたてのカレーパンも。十国峠のケーブルカーを真下に見ながら、友人がつぶやいた。
「この路線はいつまで存続するんだろう」
 箱根の駒ヶ岳にあったケーブルカーが廃止されたことを、思い起こしているんだろう。駒ヶ岳の場合は、代替となるロープウェイが存在したので、ケーブルカーを廃止しても大きな支障は生じなかった。一方、十国峠の場合には、道路で上ってくることもできないので、余程のことがない限り、この路線は存続するのではないか。
 本当はいつまでもここにいたかったのだが、友人が姫の沢公園に行きたがるので、十国峠からの展望を一巡して、南側に続く道を進んでいった。野焼きをやっているのだろう。背の高い草は、歩道の両側にはほとんどない。駒ヶ岳の山頂からの展望を思い出した。ドッグランがあるので、犬の鳴き声がする。コリーがうれしそうに駆け回っていた。僕はかつて飼っていた柴犬のことを思い出した.庭でよく駆けていたこと、散歩で一緒に家の周囲を駆け回ったことなど。(つづく)


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写真とエッセイ『大井川鐵道の旅』(pdf)

 静岡県の大井川鐵道は、蒸気機関車の走る本線と、ダム建設のために作られたトロッコ列車が走る井川線からなり、鉄道マニアには見逃すことができない路線です。特に井川線は、日本唯一のアプト式区間を持ち、奥大井湖上駅など、絶景の秘境駅がある野趣あふれた路線です。また、周辺の寸又峡はダイナミックな渓谷に、長い吊り橋がかかり、森林鉄道の廃線跡も残る秘湯のスポットです。「大井川鐵道と寸又峡」ほか3編の鉄道関連のエッセイを、多数の写真とともに収録しました。
 今回はパソコンですぐに開けるpdfで提供いたします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。約3メガありますので、通信速度が遅い場合は時間がかかります。
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