2020年03月30日

琉球弧を旅して(pdf)

 沖縄本島、久高島、宮古諸島、石垣島、竹富島、西表島と巡った若き日の記録です。中国と日本の文化が融合し、本土とは異なる歴史を歩み、亜熱帯の自然が広がる沖縄は、日本であって本土にはない光景が広がっています。青春が終わりかけた頃に訪れた沖縄への思いがこもっています。

 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。
Ryukyu.pdf

 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。

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2020年03月29日

箱根にあった駒ヶ岳(5)

 駒ヶ岳山頂の野性味あふれる風景に、心を奪われていたわけだが、十数年前に訪れたら、全く異なる光景が広がっていたはずだ。現在はロープウェイで登るしかないわけだが、かつてはケーブルカーも山頂まで引かれていた。
 ケーブルカーの頂上駅は、山頂の散策路を進んだ東の端にあった。現在は柵があって下りられないようになっている。上空からでなければ、まさかこの下に駅があったとは分からないだろう。
 さらに箱根元宮の前に広がる草原だが、かつては巨大な屋外スケートリンクと、管理棟やレストランが設置されていた。ケーブルカーの登り口駅は、湖岸から離れた山麓にあり、廃線後は車の通行も禁止されている。当時は新宿駅からケーブルカーの登り口まで直行バスがあり、駒ヶ岳山頂のスケート場に観光客を運んでいたのだ。
 スケート場は閉鎖されてしばらく、廃墟として放置されていた。壁は落ちて天井も抜け、スケート靴は棚の中に放置されていた。レストランのメニューが、無造作に床に放置されていた。それら一切合切が処分されて、駒ヶ岳山頂は絶景を取り戻したのだった。

 富士山をいつまでも拝んでいたかったが、昼食をとるために山を下ることにした。箱根園に着くと、辺りは押し寄せた観光客でごった返していた。外国人がいなくなった箱根を、日本人が取り戻そうとしていた。
「大涌谷に向かう道路は、大渋滞が起きていますよ」
 みやげ物屋の店員が教えてくれた。観光バスの職員も、バスが時間通りには全く運行できていないとこぼしていた。そこで、昼食を済ますと、桃源台まではバスで出て、ロープウェイで大涌谷に向かうことにした。
 運良くロープウェイは空いていた。窓から見下ろすと、大涌谷に向かっている自家用車が、駐車場には入れずに大渋滞を起こしていた。姥子では誰も下りず、大涌谷にほどなく到着。十五年ほど前、日本語学校の学生を引率してきたことがあったが、それ以来だった。(つづく)

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2020年03月26日

箱根にあった駒ヶ岳(4)

 下からはロープウェイの駅に隠れて、富士山は一部しか見えなかった。芦ノ湖と富士山をともに写真に撮るには、元箱根の方に回らないといけない。
 ロープウェイに乗った。この絶壁にはケーブルカーは無理である。所要時間は7分とのこと。ぐいぐい上っていくと、車窓に雪をいただいた富士山が見えてくる。山頂は草原となっていた。晴れ上がっているので、360度視界が開けている。
 芦ノ湖が真下に見えるが、逆光で写真はうまく撮れない。日射しは暖かいが、風はまだ冷たい。左回りに草原を進んでいく。別天地という感じだ。海の方まで晴れ上がっている。初島や伊豆大島まで見える。こんなよい天気は珍しい。
 箱根元宮に向かって歩いていく。空は澄み切っているが、風がやや強くなり、ぶるぶるっと震えた。友人は毛糸の帽子をかぶっていたが、僕は持ってくるのを忘れた。階段を上って本殿で参拝した。1964年(昭和39)に再建されたもの。
 その脇を抜けると、雪をかぶった富士山が視界いっぱいに広がっている。こんなに大きな富士山を間近に見たのは、二十年ぶりぐらいではないか。昇仙峡の上で見た富士山は、もっと遠くにあった。
 足もとには巨大な切石が転がり、上には小石が積まれている。賽の河原を連想した。ここには再建される前の元宮があったのか。廃仏毀釈で破壊された寺院の跡だろうか。(つづく)


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