2017年06月09日

小説「海に帰る日」(ePub)

 日本が元気だった昭和の後期、遠いふるさとへの思いに駆られた母は、家を出たまま戻らない。認知症を発症した老母を見守る息子の記憶は、軍靴が高鳴る混乱期に生きる、まだ若かった母の面影を追っていく。

 自作の小説をePub形式の電子書籍で提供します。ほのぼのした世界を描きましたので、ぜひご覧になってください。
 以下のリンクからダウンロードして下さい。
uminikaeruhi.epub

 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。
 IEでダウンロードした場合は、拡張子をzipからepubに変えて、下記のアプリでご覧下さい。
 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。

 ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksやbREADER(http://breader.infocity.co.jp/)でご覧下さい。Windowsでは紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.html)が、最も美しくePubのファイルを表示します。Windows8用のアプリのEPUB Reader(http://www.skyfish.co.jp/epubreader.html)でも開けますが、一部のレイアウトが反映されません。

 ブラウザからePubを開く場合、Googleのchrome(https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html)なら、プラグインのReadium(http://readium.org/)をインストールして下さい。
 firefox(https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/)にもプラグインのEPUBReader(https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/epubreader/)があり、縦書きやルビなどにもようやく対応しました。

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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2017年06月08日

高野敦志編『高野邦夫詩撰』(pdf)

 高野邦夫は昭和3(1928)年、現在の川崎市幸区に生まれました。太平洋戦争末期に予科練に入隊。戦場に送られる前に終戦を迎えました。戦後は国語の教員を務めるかたわら、詩を書き続けました。日本詩人クラブや俳人協会の会員でした。平成9(1997)年、敗血症で亡くなりました。享年68歳でした。生前刊行された父の詩集、および遺稿から選び出した詩篇を『高野邦夫詩撰』としてまとめました。今回はパソコンでも簡単に開けるpdf版をアップロードいたします。パソコンに保存してからご覧下さい。
 なお、iTunesでダウンロードした場合、マイミュージックの下にiTunesのフォルダがあり、iTunes Music、その下にpodcasts、さらにその下のフォルダにpdfファイルは入ります。ダブルクリックすれば、Adobe Readerですぐに読めます。フルスクリーンモードで表示すると、モニターでも読みやすいと思います。下のリンクをクリックして下さい。
kunionoshi.pdf

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2017年06月06日

ぼくはネコなのだ(43)

 それから少し反省した。真夜中に大暴れしたのは、ずっとうちの中に閉じこもっていたからだ。寒くても天気のいい日は、外に出て走り回ろう。いくら親切なおじさんでも、図に乗って甘えたりしてはいけない。
 そう思いながらも、次の日の朝になると、晴れ上がっているだけに、なかなか出て行く気にはならない。そこで朝日の当たる出窓で夢見心地になりながら、考えるネコを演じてみることにした……。

 人間の世界には「目は心の窓」という言葉があるらしい。ネコの世界には「耳は心の窓」という言葉がある。ネコの目は、外が明るくなるにつれ瞳孔が閉じていく。時計のない時代には、ネコの目を時計代わりにしていたという言い伝えがあるという。だから、物の形をはっきり見るのは苦手だ。焦点を合わすためには、首を傾けて調節するしかないのだ。かわいい子ぶったり、媚びを売ってるわけじゃないからね。
 と、そんなことを考えていると、空気を入れ換えるために、さっと部屋の窓が開けられた。ここから飛び下りられたらいいのだが、あいにく網戸があって出られない。遠くで鳴いている鳥の種類を思い浮かべる。どうやって捕まえるか。食べたらどんな味がするかまで考える。足音を聞いただけで、誰が帰ってきたかだって分かるんだからね。
 そのとき、ぼくはただならぬ気配を感じた。おばさんが洗濯を干すために、台所のドアを開けたとき、ぼくと兄貴は外に向かって突撃した。表の玄関の方には、ぼくらが以前、夜の寒さをしのいだ小屋があった。しばらく見てなかったから心配になった。そこにいたのは、極ネコ! 母ちゃんと共謀して、ぼくら兄弟を追い出そうとしたあのオヤジだったのだ。それを見るやいなや、普段は口数の少ない兄貴が叫んだ。
「この泥棒ネコ!」(つづく)

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