2018年04月04日

高野敦志編『高野邦夫詩撰』(pdf)

 高野邦夫は昭和3(1928)年、現在の川崎市幸区に生まれました。太平洋戦争末期に予科練に入隊。戦場に送られる前に終戦を迎えました。戦後は国語の教員を務めるかたわら、詩を書き続けました。日本詩人クラブや俳人協会の会員でした。平成9(1997)年、敗血症で亡くなりました。享年68歳でした。生前刊行された父の詩集、および遺稿から選び出した詩篇を『高野邦夫詩撰』としてまとめました。今回はパソコンでも簡単に開けるpdf版をアップロードいたします。パソコンに保存してからご覧下さい。
 なお、iTunesでダウンロードした場合、マイミュージックの下にiTunesのフォルダがあり、iTunes Music、その下にpodcasts、さらにその下のフォルダにpdfファイルは入ります。ダブルクリックすれば、Adobe Readerですぐに読めます。フルスクリーンモードで表示すると、モニターでも読みやすいと思います。下のリンクをクリックして下さい。
kunionoshi.pdf

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。

以下に高野邦夫の著作を挙げます。

詩集

『寒菊』(1962 五月書房)
『氷湖』(1978 昭森社)
『燦爛の天』(1980 昭森社)
『定時制高校』(1982 昭森社)
『川崎』(1983 昭森社)
『修羅』(1984 昭森社)
『彫刻』(1985 昭森社)
『曠野』(1985 芸風書院)
『銀猫』(1986 昭森社)
『日常』(1987 昭森社)
『川崎(ラ・シテ・イデアル)』(1989 教育企画出版)
『短日』(1991 吟遊社)
『峡谷』(1993 吟遊社)
『鷹』(1994 吟遊社)
『敗亡記』(1995 吟遊社)
『廃園』(1998 遺稿 吟遊社)

句集

『高野邦夫句集』(1987 芸風書院)


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posted by 高野敦志 at 03:12| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月03日

男はつらいよ 寅次郎の縁談(第46作)

 就職活動で一向に内定が取れない満男は、父親の博と喧嘩して家出してしまう。行く当てもなく乗った列車は高松行き。すでに瀬戸大橋線が開業しており、たどり着いたのは瀬戸内の琴島という小島である。かつて船乗りだった老人と、愛人に産ませた娘葉子が暮らす家だった。
 満男はその家に世話になりながら、漁師の船に乗ったり、畑仕事を手伝ったりして生活している。今では診療所の看護婦亜矢に、恋心を抱くまでになっている。満男には泉という恋人がいたはずだが、今では島の娘とよろしくやっているのである。何だが恋をしては破れる寅次郎に似てきている。
 家出した満男を迎えに来た寅次郎だが、船が欠航して居座る羽目になる。病み上がりの葉子と親しくなり、金刀比羅宮や栗林公園へ観光に出かける仲になっている。葉子と寅次郎の心の触れ合いが前面に出ており、従来のシリーズに似た印象が感じられるのだ。
 本作は「寅次郎の縁談」とあるが、寅次郎の縁談話があるわけではない。いつものように恋をして、また別れるというパターンである。ただ、久し振りに元気のいい寅次郎を見たという気がする。恋をすると人間は生き生きするものだ。寅次郎は葉子に好かれ、自ら身を引いていくのだが、二人の別れ方が自然で、ともに心が傷つかない点が大人の恋という感じがする。
 また、屈折した満男が心の傷を癒していく様子も、見ていてすがすがしい。島を去る満男に悲しむ亜矢も、正月には新しい恋人を作っている。「満男、おまえはふられたぞ。ざまを見ろ」と寅次郎は言うのだが、甥の満男を見守るまなざしは優しい。
 久し振りに快作を見たという気がした。見ているこちらも、さわやかな気分となった。それは葉子を演じた松坂慶子の魅力にもよるところが大きい。「浪花の恋の寅次郎」以来の出演だが、あんなに美しいのに、裏表がなく率直に物を言う姿が、男性の心をとらえて離さない。


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posted by 高野敦志 at 04:23| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネルヴァル Nervalの「緑の怪物」(pdf)

 19世紀フランスの狂気の詩人、ジェラール・ド・ネルヴァルの短編「緑の怪物」を新訳でお送りします。夢と現実の間をさまよいながら、シュルレアリスムの先駆的作品を生み出し、20世紀になってから再評価されたネルヴァルですが、今回紹介するのは、ネルヴァルの狂気の側面がうかがえる怪談です。
 作中には多数の固有名詞が出てきますが、余り気にせずに読み進めて下さい。注釈は最低限にとどめました。今回はパソコンですぐに開けるpdf版です。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。
 以前、「緑の怪物」の要約をブログに載せましたが、今回はガリマール社版の『ネルヴァル全集』第3巻を用いて全訳しました。なお、筑摩書房の『ネルヴァル全集』第4巻には、中村真一郎訳の「緑の怪物」が収録されています。
(注、ジェラール・ド・ネルヴァルをフランス語で表記すると、Gerard de NervalのGerardは、本来ならeにアクサン・テギュ accent aiguが付きますが、文字化けが発生するため、アクセント記号は省いてあります。)

 以下のリンクから、拙訳をダウンロードして下さい。
lemonstrevert.pdf

 iTunesからダウンロードする場合は、マイミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。大部分のパソコンにインストールされているAdobe Readerで読むことができます。

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