2017年06月12日

芥川龍之介論(pdf)

 芥川龍之介の「河童」「蜘蛛の糸」「藪の中」の三篇を中心に論じたものです。芥川の作品がお好きな方は、ぜひ目を通して下さい。
 今回はパソコンですぐに開けるpdf版をアップロードします。  
akutagawaron.pdf

 iTunesからダウンロードする場合は、マイミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。大部分のパソコンにインストールされているAdobe Readerで読むことができます。

 ちなみに、芥川の「侏儒の言葉」を辞書データに変換し、アップロードしてあります。ファイルは汎用性のあるepwing形式です。以下のページからダウンロードできます。
http://takanoatsushi.seesaa.net/article/271093127.html

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

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2017年06月10日

『バベルの図書館』をめぐって(pdf)

 アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスが選んだ世界文学全集『バベルの図書館』について、自由な形で書いたエッセイを一冊にまとめました。今回パソコンですぐに開けるpdf形式でアップロードします。元の作品を読んでいなければ分からないというわけでもないので、気軽に読み流していただければと思います。
 以下のリンクからダウンロードし、保存してからお読み下さい。
Babel.pdf

 iTunesからダウンロードする場合は、マイミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。大部分のパソコンにインストールされているAdobe Readerで読むことができます。

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。

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2017年06月09日

ぼくはネコなのだ(44)

 ぼくらの鳴き声を聞きつけて、おばさんが玄関の方に駆けつけた。一緒に追っ払ってくれるものとばかり思っていたが、どうも様子がおかしい。極ネコに立ち向かう気をそぐために、兄貴の頭をなでている。抵抗できずに、兄貴はゴロゴロのどを鳴らし始めた。
「何でぼくらのなわばりに入ってきたんだよ!」
 ぼく一匹で撃退するには、ちょっと手強い相手だ。威嚇するために、ガーカーうなってやった。しかし、手応えがない。こりゃどういうことなんだろう。よく見ると、相手は息苦しそうに、小屋の前で横たわっている。ゼーゼーいう音まで聞こえてくる。行き倒れみたいである。
「おい、母ちゃんはどうした!」
 前にも話したとおり、この極ネコは母ちゃんと共謀して、ぼくら兄弟をここから追い出そうとしたのだ。相手はだるそうに顔を上げると、かすれたような声で言った。
「あのメスはどっかに行っちまったよ……。病んだオスには用がないとさ……。また、どこぞの若造に誘われて……、おなか膨らましてるだろうさ」
 そこまで言うと、極ネコはまた玄関のタタキに横たわってしまった。また咳をしている。元気でないことだけは確かだ。
 振り返ると、すでに兄貴の姿はなかった。おばさんに抱きかかえられて、うちの中に戻されたんだろう。すぐにおばさんが戻ってきて、ぼくも裏口の方に連れていかれた。(つづく)

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