2017年12月13日

ネルヴァル Nervalをめぐる随想(pdf)

 19世紀フランスの詩人、小説家であるジェラール・ド・ネルヴァルをめぐるエッセイ集です。シュルレアリスムの先駆者であり、プルーストにも影響を与えたとされるネルヴァルは、夢と現実の世界を生きて珠玉のような作品を残しました。
 ここでは代表作の「シルヴィ」「オーレリア」をはじめ、奇妙な寓話「緑の怪物」や、フランス革命で処刑されたカゾット、プルーストとネルヴァルのテキスト、無意識の世界に触れる方法などについて紹介しました。
 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。
Nerval.pdf

 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。

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2017年12月11日

男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(第29作)

 寅次郎は京都で、陶芸家加納作次郎と知り合う。その家には女中をしているかがりがいた。夫に先立たれ、娘が一人いる身の上だったが、弟子の蒲原と結婚するはずだった。ところが、蒲原は窯を作るために、金持ちの女性と結婚することになる。失恋したかがりに対し、相手にどうして本音でぶつからないのかと、作次郎は叱りつける。芸術家は現実を無視して、理想を相手に押しつけることが多い。このことでかがりは女中をやめ、丹後に引っ込むことになる。
 かがりのことが気になった寅次郎は、会うために丹後に出向くが、帰りの船もバスも出てしまい、かがりの部屋に泊まることになる。結局、何も起こらないのだが、隣室でかがりが片づける音がしたり、寝たふりの寅次郎を見ながら、窓を閉めたり明かりを消したり、思わせぶりの演技が続く。翌日、寅次郎が帰るとき、かがりは「もう会えないのね」と洩らす。
 柴又に戻った寅次郎は、恋煩いにかかって寝込んでいる。ただ、その演技はわざとらしい。かがりがとらやに会いに来て、「あじさい寺で待ってます」という付け文を渡すと、寅次郎は「鎌倉はどっちだ」と言いながら、熱病にかかったように、ピンクの洗濯物を頭に引っかけたまま、通りを突き進んでいく。喜劇だと割切っても、ちょっとやり過ぎではないか。
 かがりとのデートの日、照れくさい寅次郎は、甥の満男を無理やり連れていく。お邪魔虫を引っ張っていったのは、寅次郎の方にためらいがあるからだろう。よそ行きになってしまい、普段の自分が出せないためである。かがりの方でも、言いたいことがたくさんあったのに言えなくなる。かがりに優しくて面白いかったのは、「旅先の寅さんだったのね」と言われてしまう。

 旅をしているとき、人間は高揚しているから、どんな些細なことでも忘れがたい思い出となる。だから、旅先でともに時間を過ごした相手は、一生心に残ったりする。しかし、旅先というのは非日常の時間であるから、日常で再会しても、旅先での感動は薄れてしまう。何を話したらいいか、気まずい時間が流れるだけ。
 若い頃の僕は、よくユースホステルに泊まり、初対面の人と楽しい旅のひとときを共有したものだが、たとえ連絡先を聞いても、写真を送ってあげるくらいで、再会することはしなかった。白けるだけで、せっかくの思い出を台無しにしたくなかったからである。

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2017年12月07日

『バベルの図書館』をめぐって(pdf)

 アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスが選んだ世界文学全集『バベルの図書館』について、自由な形で書いたエッセイを一冊にまとめました。今回パソコンですぐに開けるpdf形式でアップロードします。元の作品を読んでいなければ分からないというわけでもないので、気軽に読み流していただければと思います。
 以下のリンクからダウンロードし、保存してからお読み下さい。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。
Babel.pdf

 iTunesからダウンロードする場合は、マイミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。大部分のパソコンにインストールされているAdobe Readerで読むことができます。

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