2020年10月01日

十六歳の修学旅行(3)

 夕食の後は、被曝者の女性による講演会が、ホテルの大広間で行われた。原爆投下の惨状について聞いた。空襲警報が鳴って、警報が解かれた後にピカドンが来たこと。爆心地の半径1キロ以内にいた人は、ほぼ全員が死亡したことなど。
 それに対して、女子学生の一人が「原爆によって戦争が終わったんだから、やむを得ないことだったのではないか」と問うた。それに対する被曝者の答えは、原爆投下がアメリカの核戦略の発端で、核実験によって地球の周囲に放射能の膜が出来て、我々は知らず知らずに被曝しているというものだった。
 原爆が終戦の役に立ったというのは、当時盛んにアメリカ側から流されていた情報で、原爆投下を正当化するものとして、当時の高校生も知らず知らずのうちに洗脳されていた。昭和天皇も「気の毒だったが、戦時中でやむをえないことだった」と述べている。
 被曝者の話によって、原爆をめぐる洗脳は解けたのだろうか。実はまだ解けたわけでもなかったようだ。原爆はアメリカが投下したものではなく、日本軍が太田川で水上起爆したという説もあるからだ。(つづく)


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posted by 高野敦志 at 00:33| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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