2020年09月25日

みんなそろって道後温泉(10)

 松山ユースホステルに戻ってきた。午後六時半を回っていた。夕食を終えた後、僕と専門学校の先生、大阪の大学生、その彼女の四人で、道後温泉に繰り出した。
 神の湯の二階席を選んだのだが、浴槽は昨日と同じ階下にあった。ゆっくり湯に浸かった後、二階席に四人は集まった。浴衣に着替えると、お茶と煎餅を振る舞われた。
 その夜は神社のお祭りだった。窓からはお囃子が聞こえてきた。温泉の目と鼻の先には仮設の舞台がしつらえられ、カラオケ大会が行われていた。最後に女性の演歌歌手が歌い出すと、みんな息を呑んで聴き惚れていた。温泉の従業員に、四人並んだところを写真に撮ってもらった。
 旅行最後の夜だった。息を呑むような絶景は少なく、途中天候に恵まれなかったり、一人きりの夜を過ごしたりしたが、最後には人との出会いに恵まれた。昨夜のように、部屋に戻ると、性懲りもなく酒盛りを始めた。大学生三人組が遊びに来ていた。十二時半になってようやく消灯した。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 00:54| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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