2019年10月09日

タウシュベツは崩壊寸前?(2)

 雨が降ってきたので、車の中に戻った。帯広駅前は通過した。目指す先は糠平である。これで旅の目的は分かっただろうか。国鉄が民営化される以前、北海道は網の目のように鉄道が走っていた。帯広から十勝三股までの78.3キロを結んでいた士幌線は、石北本線の留辺蘂まで延長される予定だった。
音更川の上流にダムが建設されると、糠平湖が生まれ、タウシュベツ川にかかっていた橋梁が湖底に沈むことになった。ここでいうタウシュベツとは、旧士幌線のタウシュベツ川橋梁のことである。
 この橋は湖の水位の上下によって、冬から初夏にかけて、湖水から姿を現す。その荒涼とした美しさに惹かれて、多くの観光客の目を引くようになった。しかも、長い月日による劣化で、崩壊の危機にさらされてきた。
 なお、湖底に沈んだ部分は、代替のルートが敷設されたが、糠平〜十勝三股間は過疎化の進行により、廃止の十年ほど前からバス代行となっていた。例年なら真夏になる頃には水没していたのだが、渇水の今年に限っては、夏休みのシーズンになっても、湖水が橋梁に達していなかった。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:43| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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