2019年08月18日

ぼくがイヌ派だった頃(20)

 大五郎は小便を漏らしていた。すぐに目を覚ましたのでほっとした。けがはないか調べたが、擦り傷が見られる程度だった。軽かったので、ボールのようにはじき飛ばされ、落ちた先が草の生えた駐車場だったことで、事なきを得たのかもしれない。
 心配になって、僕が子犬を抱き、母と妹も動物病院についていくことになった。その頃はすでに、サブを診てくれた獣医は亡くなり、山を越えた向こうの町まで歩いて行かなければならなかった。
「目立った外傷もないし。脳震盪でも起こしたのでしょう」
 何か問題が起こらなければ、もう来なくてもいいということだった。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 00:00| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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