2019年04月26日

函館本線の謎(1)

 洞爺駅行きのバスに乗った。ぐんぐん坂道を下りていく。それにしたがって、気温も上がっていく。駅には特急の30分ほど前に着いた。お婆さんが構内で売ってる駅弁を買うことにした。たぶん90近いのではないだろうか。その高齢でよく働いているなあと思った。かに飯はやや味が濃かったが、ほぐした本物のカニ肉が満遍なく載っていた。漬物と蜜柑の缶詰も入っている。
「北海道の駅弁には、なぜか蜜柑が入っているんだよ」と友人が言った。理由はよく分からない。たぶん、蜜柑が採れない北海道では、蜜柑は南国の香りを伝える贅沢品だったのではないか。
 特急列車で一駅、長万部まで乗った。そこで下りて、函館本線の各駅停車に乗り換える。跨線橋からは二両編成の気動車の前に、大勢の乗客が並んでいた。倶知安行きの列車だった。近くにはスキー客で賑わうニセコがあるから、乗客の多くは外国人なのだろう。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 20:56| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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