2018年10月29日

大山は「おおやま」にあらず(6)

 多様な草花に比べて、樹木の方はみな灌木である。ダイセンキャラボクは特別天然記念物に指定された木で、周囲に多く群生している。針葉樹の一種で雌雄が別株、雌株には赤い実がつくという。林は崖の端まで広がっている。
 その先に石室があった。そこは大正期に寄付金で作られた避難小屋で、すでに屋根の部分が崩れかけている。奥には神さまが祀られ、祠のようになっている。その左方には二つの池がある。地蔵ヶ池と梵字ヶ池と呼ばれ、僧侶と山伏が経筒に写経を納め、池の水を閼伽として桶に汲み取り、下山したと言われている。
 いったん下ったところで、また木の階段を登っていく。山頂まで来たらあとは下るだけだと思っていたが。花が咲いていないか、見回しながら進むので、だいぶ後れを取ってしまった。その様子を友人は、はらはらしながら眺めてたそうだ。このままだと予定のバスには乗れないと。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:47| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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