2018年10月25日

多民族国家

「我が国の経済発展を願い、外国人労働者の受け入れ拡大のための法改正を致します」
「しかし、ソーリ、これは事実上の移民受け容れ宣言ですね。ただ、外国人が研修生という名目で酷使されている現状を考えますと」
「日本人と外国人の賃金格差の是正を致しますので」
「でも、それによって国民の賃金が低下する恐れが」
「経済は需要と供給のバランスによって成り立ってますから。平等が大切です!」
 新聞には「移民受け容れによる多民族国家日本」という見出しが出た。ところが、記者の恐れていた通り、法改正をしても外国人労働者は増えず、日本から海外に出かせぎするのが流行になった。日本人の流入で多民族国家になったのは、相手国の方だった。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 13:22| Comment(0) | ショートショート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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