2018年10月20日

大山は「おおやま」にあらず(2)

 翌朝、空は晴れていたが、大山には雲がかかっている。山頂が晴れ上がるというのは、なかなかないのだろう。台風が衰えた熱帯低気圧が、大量の水蒸気を運んできたからか。
 急いで朝食を取った。八時半過ぎにチェックアウトして、大山寺行きのバスに乗った。九時十五分頃には到着し、コインロッカーに重い荷物、下着などは置いていく。これでだいぶ軽くなった。登山届けを出して出発!
 現在の大山寺は、かつて大日堂と呼ばれていた所。正面の道をずっと進んだ上にあった。本当は詣でたかったのだが、夏山登山コースをたどり、弥山の山頂を目指すことにした。弥山と言えば、宮島の山も弥山だったな。
 阿弥陀堂があったのでお祈りした。室町時代に再建された物で、本尊は木造の阿弥陀如来、脇士は観音菩薩と勢至菩薩。ただ今日は戸が閉ざされ、辺りに人影もなく、静まり返っている。伯耆の大山は開山千三百年で、比叡山や高野山と並んで多数の伽藍と僧兵を持つ天台系修験の大寺院だったが、廃仏毀釈で大山寺の寺号を廃され、寺領も没収されて多くの堂宇も失われたという。(つづく)


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posted by 高野敦志 at 02:34| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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