2018年08月11日

サマータイムには絶対反対!

 サマータイムについて、早朝の時間が有効に使えるからいいなんて理由を挙げる人がいる。東京オリンピックのマラソン競技を、午前5時に行えばいいだけの話なのに。ただ、午前5時だと、交通機関が余り動いていないから、ボランティアを集めるのも困難である。ならば、午前5時を午前7時にしてしまえばいいというのが、サマータイムを推進する側の言い分だろう。
 でも、それって、国民全体が今より2時間早起きさせられるということだ。午前7時でも東京は明るくなったばかりだし、沖縄などはまだ薄暗いだろう。日没は午後9時頃、沖縄は午後10時頃になる。まだ明るいのに退社するのは気が引けるのが日本人だから、結果的に2時間早く起こされて、2時間余計に働かされることになりかねない。さらに、日が暮れて間もない暑い時間に、床につかなければならない。体内時計が狂って、不眠症と過労で倒れる人が続出するだろう。
 2時間も時間を早めるというのも、狂気の沙汰である。サマータイムを実施しているEUでも、1時間早めているだけである。それでも睡眠などの障害が起こり、脳卒中や心筋梗塞など健康リスクが高まるので、サマータイムを廃止する方向で議論が進んでいる。それに逆行するような形でのサマータイムの導入には、絶対に反対である。
 トラブルは人間の健康だけではない。現代社会はコンピューターで制御されている。それを2時間も早めた場合、どんな事態が想定されるだろうか。一部のコンピューターのプログラムが未修正だと、予想外のトラブルが起こりかねない。また、2時間のサマータイムを日本が実施していることを、海外にも周知させなければならない。準備期間が短すぎるのである。
 それだけではない。改元に関する修正も必要な時期であり、直前にならなければ次の元号が発表されないことに、関連する企業はしびれを切らしている。それに追い打ちをかけるように、すべてのプログラムを、サマータイムに合わせることなど不可能だろう。
 たかが運動会のために、日本人の健康が損なわれ、コンピューターのエラーが続出すれば、日本社会が大混乱に陥る危険さえはらんでいる。東京オリンピックで、選手が熱中症で倒れたらどうするというのなら、1964年のように、秋開催に変更すればいいだけの話である。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:17| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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