2018年08月05日

MQA-CDのリッピング(5)

 MQA-CDをリッピングし、拡張子の部分を.mqa.flacに変更することで、パイオニアの携帯プレーヤーなどは、mqaの折りたたまれた音もデコードしてくれるようだが、ソニーの製品ではそれだけではだめらしい。リッピングしたファイルが、ウォークマンではMQAファイルに分類されないからである。それはコーデックやサンプリング周波数のタグが、リッピングしたままでは含まれていないためである。ハイレゾとして表示されないということは、mqaの部分がデコードされているか、定かではない。
 実は、当初は自分もそれに気づかずに、音質の良さに満足していたのだが、UltimateHQCDの音質に感動していただけのことだった。タグを打って再生させたMQA-CDの音は、卒倒するほど素晴らしく、演奏の現場に行かなければ聞けない音だった。サンプリング周波数352kHzとCDの44.1kHzでは、桁違いに音質が異なるのである。
 以下に述べる方法を取れば、MQA-CDからリッピングした曲は、ウォークマンでハイレゾとして分類され、最高級の音質で確実に鑑賞できる。タグを打ち込むのは少々面倒であるが、以下に手順を述べることにする。
 まず、タグを編集するソフトウェアが必要である。フリーのプレーヤーでタグの編集もできるのは、foobar2000(https://www.foobar2000.org/)である。ダウンロードしてインストールしておく。
 foobar2000を起動し file→Add folderで、リッピングしたMQA-CDのアルバムを選択する。アルバムのすべての曲を選択したら、Library→Configure→Preference Advanced→Display→Properties dialog→Standard fieldsをクリックし、<ORIGINALSAMPLERATE>=%ORIGINALSAMPLERATE%;<ENCODER>=%ENCODER%の記述があるかどうか確認し、ない場合には追加する。
 次に、ふたたびアルバムのすべての曲を選択し、右クリックでPropertiesを開く。Toolsをクリックした後、Add new fieldもクリックし、Field nameにORIGINALSAMPLERATEと打ち込む。このとき、不要なスペースが入らないように注意する。現れたORIGINALSAMPLERATEの項目に、MQA-CDのサンプル周波数を打ち込む。ユニバーサルのCDの場合、アルバムの大半は352800である。
 今と同じように、Toolsをクリックした後、Add new fieldもクリックし、Field nameにENCODERと打ち込み、 現れたENCODERの項目にはMQAEncoderと打ち込む。
 これで、タグを編集する作業は終わったので、ウォークマンを接続し、本体の中の古いファイル(タグが打ち込まれていないアルバム)を削除し、改めて、タグを打ち込んだアルバムをウォークマンに転送する。作業が成功していれば、MQA-CDからリッピングしたアルバムも、ハイレゾに分類されているはずである。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 16:27| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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