2018年07月07日

神々が降臨した地(2)

 高森駅に着いた。高千穂へ行く特急バスは、高森町役場前から出発する。ぎりぎりで間に合い乗り込むと、バスは山道をくねくねと進む。濃い霧がかかってきたが、これこそ瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が降臨した高千穂の峰だと思った。
 実は、このルートを鉄道が走るはずだったのをご存じだろうか。南阿蘇鉄道(旧高森線)の高森駅と、廃止される以前の高千穂鉄道(旧高千穂線)をつなぐ構想があったのを。その中ほどに「トンネルの駅」がある。高森〜高千穂は難工事で、大量の出水によりトンネルは貫通することなく、残された掘削部分は焼酎の酒蔵として使用されている。目印は道路脇に設置され高千穂鉄道の車両である。
 高千穂大橋を通り過ぎて、高千穂バスターミナルに到着した。コインロッカーに荷物を預け、タクシーで高千穂峡の入口まで下りていった。そこからは曲がりくねった道を、徒歩で下っていく。玉垂の滝の向こうに、若山牧水の歌碑を認めた。

 幾山河越さりゆかば寂しさの
  はてなむ国ぞけふも旅ゆく(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 04:18| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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