2018年06月22日

地震予知の難しさ

 東海大地震の予言は見事に外れた。予知能力があると称する超能力者が、日にちを指定した地震予知は大抵外れる。人間も動物の一種であるから、直前の予兆を無意識では感じているはすだ。感受性が高ければ、身に迫る危険を察知することも可能だろう。
 ところが、夢で大地震が発生する夢を見たとしても、それが地震の発生を示唆しているとは限らない。船や列車に乗っていて、体が揺さぶられた場合や精神的な衝撃が、夢では地震の形で表現される場合もあるからだ。夢の原因はさまざまであり、発生のメカニズムを区別するのは難しい。
 では、科学者による地震予知はどうか。断層が動くから大地震が起こると思われている。確かに、断層がある所はひずみを受けやすいから、そこが動く恐れがあるわけだが、断層がないからそこが震源にならないとは限らない。大地震が発生した結果が、断層として表れる場合も考えられるからだ。
 地震発生の動きは、海洋のプレートが沈み込むときに、陸側の岩盤を引きずり込み、それが限界に達して跳ね返る大地震と、たまったひずみが内陸の岩盤を破壊する直下型地震がある。どれだけひずみがたまっているかは、地盤の移動や沈下で分かる。また過去の断層を調べることで、大地震の周期も予測できる。ただ、ひずみの蓄積から大地震の発生を予想できても、時期を言い当てるのは難しい。
 最近はラドンや地電流、電波異常、大気重力波などによって、ひずみの変化が詳細に捉えられるようになった。ただ、いつ発生するかはなかなか予知できない。地震の規模が大きいほど、データは大きな波を描き、切迫したと思われたデータが発生の延期を示唆することが多い。巨大地震となると、膨大なエネルギーが解放されるので、発生するのには引き金が必要になる。
 巨大地震の引き金として考えられるのは、月の引力や太陽嵐の発生である。ぎりぎりまでひずみがたまった段階で、引き金が引かれると巨大地震が発生する。地中のガスが爆発して岩盤を破壊するのが引き金となるらしい。たとえ、月の引力と太陽嵐の発生が重なったとしても、ひずみが限界に達していなければ、引き金は引かれない。膨大なメタンハイドレートが眠る南海トラフは、起爆剤が膨大にあるということになる。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:32| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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