2018年06月03日

地獄もいろいろ(5)

 最後に見たのが竜巻地獄、いわゆる間欠泉である。30〜40分に一度、地下の空洞にたまった温水が気化した勢いで、5分間噴き出す現象である。以前は20メートル以上噴き上げ、雨合羽をかぶりながら見たそうだが、今は高く上がるのを防ぐために、石垣で囲われてしまっている。
 安全性ということを考えての措置だと思われるが、自然の驚異を枠の中に閉じ込めることで、娯楽施設の見世物にしてしまっている。自然に対する崇敬の念がある人間なら、こんなことは考えない。
 アメリカのイエローストーン国立公園では、大きな間欠泉が雄大なしぶきを上げるさまが見られる。こちらは45分おきに決まって噴き上げる。地下には世界最大のマグマだまりがあり、いつの日か超巨大噴火を起こすとされるが、九州も火の国であってカルデラは多い。阿蘇が破局的な噴火をすれば、九州の大半は火砕流で焼き払われてしまう。温泉の恵みはそうした脅威と隣り合わせているわけだ。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:30| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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