2018年02月26日

男はつらいよ 寅次郎心の旅路(第41作)

 宮城のローカル線に乗っていた寅次郎は、列車で自殺未遂した坂口と知り合い親しくなる。男は心の病を抱えており、寅次郎について回るようになる。やりたいことをやれと励ますと、オーストリアのウィーンに旅行するので、寅次郎についてきてほしいという。
 気の進まぬまま、坂口とともにウィーンに旅立った寅次郎だが、どう見ても場違いで居場所がない。納豆と味噌汁でご飯を食べたいのに、パンとウィンナーでは食欲も湧かない。坂口とはぐれた寅次郎は、バスガイドをしている久美子と出会う。
 海外が舞台になるのは初めてである。ウィーンの街の雰囲気は悪くないのだが、寅次郎がつまらなそうにしているので、見ている方も退屈してしまう。こちらまで時間を持て余してしまうのだ。坂口とは別行動をとり、久美子の悩みを聞いてやった寅次郎は、故郷の岐阜に戻るように勧める。いったんは帰国を決意した久美子だったが、そこにオーストリア人の恋人が現れて……。
 寅次郎が元気ない。この頃から渥美清は体調を崩しており、毎度恒例だった派手な喧嘩もなくなり、威勢良く啖呵を切ることもなくなった。そういえば、前回の『寅次郎サラダ記念日』から、冒頭の夢物語もなくなっていた。ヒロインの久美子を演じたのは竹下景子。『口笛を吹く寅次郎』では住職の娘朋子を、『知床慕情』では獣医の娘りん子を演じていた。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:54| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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