2017年06月18日

西表島は日本のアマゾン(13)

 みどり荘のユースホステルに戻ると、同室の彼が帰ってきていた。浦内川の方には行ったのだが、あの大トカゲ、キシノウエトカゲが見られなかったことを残念がっていた。その後、星砂の浜にも行って、僕のことを探していたそうだ。その頃、僕は沖でシュノーケルをやっていたのだろう。
 夕食を取ってから、彼と上原の漁港に行ってみた。集会所ではちょうど、三線(さんしん)の練習をしていた。それとともにお囃子も聞こえてきた。「安里屋ユンタ」だろうか。彼の聞きたかった八重山民謡が、こうして生の形で聞けたのだ。
 空はすでに暗く、最初にこの島に来た時のように三日月が出ていた。岸壁につながれた船の前で、お互いを写真に撮り合った。沖は黒い輪郭にしか見えなかった。そのとき、がさがさっと音がした。あわててシャッターを切ったのが、果たして何が写っているだろう。イリオモテヤマネコ? それともハブか?(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 04:45| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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