本文をすべて打ち込んでしまったら、目次にするために1ページ(または必要なページ数)を空けておく。「ファイル」「文書スタイル」「スタイル」とたどり、「ページ/ヘッダ・フッタ」のタブをクリックし、「ページ番号詳細」をクリックする。ePubの場合なら、「目次用ページを使用する」で1ページ(または必要なページ数)と設定する。pdfの場合には、それ以外に「表紙用ページを使用する」の項目も設定しておく。
本文内の章のタイトルを選択したら、「ツール」「目次/索引」「目次設定/解除」とたどり、「目次1」が選択されているのを確認して「OK」をクリックする。各章のタイトルに関して、これを繰り返しておく。
目次用に空けておいたページに戻り、「ツール」「目次/索引」「目次作成」までたどり、「目次1」のタブに関して、「目次にする」にチェックが入り、「ページ番号位置」が「付けない」になっているのを確認した後、「OK」をクリックすると、目次用のページに赤い破線に囲まれた各章のタイトルが現れる。その直前の行に「目次」と打ち込み、レイアウトを整える。
この目次の設定がないと、一太郎で作成されたePubでは、有効なリンクが生成されないのである。これで準備が整ったので、目次のページに移動し、目次内の各章のタイトルを選択し、「挿入」「ハイパーリンク」とたどり、「作成/変更」をクリックし、「ブックマーク」の「一覧」をクリックし、リンクを張りたい「ブックマーク」を選択する。あとは、その繰り返しで、目次の各項目と各章をすべてリンクしていけばいい。それ以外については、『改訂版 電子本を作ろう!』で述べた要領でePubファイルを生成していく。
この目次機能に関しては、Adobe Digital Editions2.0(http://www.adobe.com/products/digital-editions/download.html)やiBooks(https://itunes.apple.com/jp/app/ibooks/id364709193?mt=8)、bREADER - 青空文庫(https://itunes.apple.com/jp/app/id411884081?mt=8)では正常に機能している。ただし、現時点では若干のソフトウェアでは、この目次機能に対応しておらず、レイアウトが崩れる恐れがある。
なお、ここで述べた内容は、後日 『改訂版 電子本を作ろう!』に反映させる予定である。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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