2020年10月27日

ジャズと文章

 宇宙に存在する物は、すべて波動だという。快い波動と不快な波動があり、快い波動が伝われば心は躍り、不快な波動は苦痛をもたらす。いい音楽をいい音で聴けば、メロディーの底にある波動が伝わってくる。
 村上春樹は文章を音楽から学んだという。ジャズが持つリズムとハーモニー、インプロビゼーションから。リズムは最も分かりやすい。文章におけるハーモニーとは、語と語が醸し出す物だ。語感が鋭くないといけない。和語と漢語、外来語といった語の種類、ひらがなとカタカナ、漢字といった文字の種類も関係する。
 インプロビゼーションは即興演奏。ただ、即興と言っても、ジャズの場合、原曲を変奏するのが普通だ。要するに、テーマやメロディーは最初にあって、それをその時の空気で、自由に変形させていく。
 文章の場合も、最初に何を書くか、大まかに決まっていなければ、勢いに乗って書くことはできない。その時に大切なのは、リラックスした緊張だ。ちょうど上昇気流を見つけた鳥のように、波動に合わせて言葉を綴っていく。リズムとハーモニーは、意識しなくてもあとからついて来る。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 01:06| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする