2020年09月23日

みんなそろって道後温泉(9)

 少し下流にあるのが不動滝である。「福寿山洞」という洞門は、歩道の脇を勢いよく清水が流れ、一気に滝壺に落ちていく。荒削りの洞の中には、不動明王と地蔵菩薩が祀られている。流れ落ちる水音は、鈍くこもったような音を響かせる。
 奥道後ロープウェイで山頂まで登ってみたが、ビヤガーデンが低俗な音楽を流しているので、鳥の声もよく聞こえない。瀬戸内海はかすんで、街並みとともに黄色い光に溶けている。ジンギスカン料理でも食べない限り、ロープウェイで上に登る必要はない。
 当時感じたことを綴ってみたか、現在では「福寿山洞」という洞門も閉鎖され、奥道後ロープウェイも廃止されてしまった。金閣寺を模した「錦晴殿」も崩れ去ったわけだから、京都の山奥のような風情も失せて、すっかりさびれた感じになっている。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en


Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!

posted by 高野敦志 at 01:13| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高野邦夫詩集『寒菊』(pdf)

 高野邦夫が1962年(昭和37)2月に、五月書房から出版した処女詩集『寒菊』を電子書籍化したものです。恋愛から失恋、工員の生活、妹への思い、やがて訪れるはずの死について描いています。
 1928年(昭和3)に生まれた高野邦夫は、太平洋戦争末期に予科練に入隊し、復員後は自動車工場の工員を経て、日本大学に入学、卒業後は中学、高校の教員として働きながら詩作を続けました。日本詩人クラブ、俳人協会の会員でした。1997年(平成9)に敗血症で亡くなりました。

 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。
 ePubではWindows10のバグで、縦書きの―(ダッシュ)が横向きになってしまいましたが、pdfではダッシュの部分は罫線で表示し、問題を回避しています。当初のePubでの誤植も直しています。
 以下のリンクからダウンロードしてください。
kangiku.pdf

 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。 以下のリンクからダウンロードしてください。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!

posted by 高野敦志 at 01:03| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする