2020年09月06日

アイヌの歴史について

 大半の日本人は、蝦夷地と呼ばれた北海道の歴史を知らない。和人が渡島半島に進出したのは中世で、蛎崎氏、のちに「松前」氏と改姓した一族が、徳川幕府によって松前藩として、蝦夷地の支配を認められるようになる。
 それはあくまでも、和人の立場からであって、アイヌ人にとっては、侵略と同化の歴史の始まりに過ぎない。普通の日本人は、シャクシャインの戦いを知らないだろう。松前藩は和睦のために集まったアイヌの酋長たちに酒を飲まして、斬殺してしまった。虐殺は江戸時代の1669年(寛文9)に起きた。1789年(寛政元)のクナシリ・メナシの戦いで、蝦夷地の松前藩による支配が確立した。
 文献的に認められる以前の歴史には、不明な点が多い。アイヌ語には文字がなかったからである。とはいえ、DNA鑑定によると、アイヌ人の祖先は縄文人である。遺伝的に最も縄文人の遺伝子を引き継いでいるのがアイヌ人で、次いで琉球人、本土日本人の順になる。
 縄文人のことを、古代の日本人は蝦夷と呼んでいた。富士もアイヌ語の「火の神」が語源とされる。日本の地名にアイヌ語が残っているのは、縄文人がアイヌ語を話していたからだろう。ただし、北海道の北部はオホーツク文化が栄えていたから、北海道にいた縄文人が北方民族のニブヒなどと通婚して、アイヌ人になったとも考えられる。東北地方の蝦夷と北海道以北のアイヌ人の違いは、ニブヒとの混血の有無が関係しているのではないか。
 ちなみに、本州北部にもアイヌ人が住んでいたことは、文献的にも確認されている。アイヌ人は江戸中期まで津軽藩領内に居住しており、東北地方の地名の多くもアイヌ語で説明できる。ただし、アイヌ語の東北方言は、同化政策によって消滅したので、詳しいことは分かっていない。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 01:00| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高野敦志編『高野邦夫詩撰』(ePub)

 高野邦夫は昭和3(1928)年、現在の川崎市幸区に生まれました。太平洋戦争末期に予科練に入隊。戦場に送られる前に終戦を迎えました。戦後は国語の教員を務めるかたわら、詩を書き続けました。日本詩人クラブや俳人協会の会員でした。その詩は自らの戦争体験や動植物、猫や蝶などへの共感、家族、とりわけ母、高野ことへの思いを中心につづられています。中でも『定時制高校』や『川崎』などは、各種の新聞でも取り上げられました。糖尿病や腎臓病と闘いながらも、晩年に到るまで詩作に集中しました。平成9(1997)年、手術後の体力低下に伴う敗血症がもとで亡くなりました。享年は68歳でした。
 すでに長い年月が経ち、父の著作の多くは絶版状態です。そこで、私がそれらから比較的読みやすく、心に響く詩を厳選してここに紹介いたします。下のリンクをクリックしてダウンロードして下さい。なお、原文の改行位置を尊重したために、不自然な位置で改行されて表示された場合は、字の大きさを若干小さくしてご覧下さい。
kunionoshi.epub

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 ブラウザからePubを開く場合、Googleのchrome(https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html)なら、プラグインのReadium(http://readium.org/)をインストールして下さい。
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以下に高野邦夫の著作を挙げます。

詩集

『寒菊』(1962 五月書房)
『氷湖』(1978 昭森社)
『燦爛の天』(1980 昭森社)
『定時制高校』(1982 昭森社)
『川崎』(1983 昭森社)
『修羅』(1984 昭森社)
『彫刻』(1985 昭森社)
『曠野』(1985 芸風書院)
『銀猫』(1986 昭森社)
『日常』(1987 昭森社)
『川崎(ラ・シテ・イデアル)』(1989 教育企画出版)
『短日』(1991 吟遊社)
『峡谷』(1993 吟遊社)
『鷹』(1994 吟遊社)
『敗亡記』(1995 吟遊社)
『廃園』(1998 遺稿 吟遊社)

句集

『高野邦夫句集』(1987 芸風書院)


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