2020年08月05日

追憶の高知(2)

 高知城は天守閣と本丸御殿、追手門(おうてもん)がそろって現存する唯一の城だという。廃藩置県による廃城の嵐を生き延びて、江戸時代の城郭の全体像を伝える唯一の城だ。藩主や家臣が出入りしたさまを、実物の建造物で想像できる城なのである。
 高校生の時は天守閣の前まで行き、「アイスクリン」と書かれたアイスクリームを、買って食べることしかできなかった。今回は実際に本丸御殿を見て、天守閣まで上ることができた。高台にこれほどの高さでそびえる物は、当時は存在しなかった。この高みから市中を眺めること自体、城主の権威を象徴していたのだろう。
 天守閣という名の由来は、キリスト教の神、天守を祀ったからだとも、仏教の守護神、毘沙門天を祀ったからだとも言われている。いずれにしても戦国時代に生まれた建築様式で、天から政(まつりごと)を任された領主が、天になりかわって治めるための建物だった。
 天守閣から下りて、鳩に豆をやっていたら、前日の雨でお腹をすかせた鳩、約百五十羽が、一斉にこちらに向かって下りてきた。豆を空に放り投げると、それに合わせて鳩も飛ぶ。肩や腕に留まって豆をねだる奴もいる。こうなると、まるでヒッチコックの「鳥」の世界だ。(つづく)


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