2020年06月30日

ジェネリックの発毛剤

 発毛剤は化粧品と同じで、とにかく値段が高い。それでいて、効果があるのは一部の製品だけである。リアップに含まれるミノキシジルは、血管拡張剤として開発され、発毛することが発見された。一般には外用だが、内服薬も存在する。ただし、いずれも使用量を誤ると、心筋梗塞を引き起こす恐れがある。
 リアップを使用して、その後、リアップ×5を使用すると、動悸がするような気がした。ミノキシジルが血管拡張剤であるので、心臓がびっくりしてしまったようだ。しかも、値段が半端なく高い。そこで、ミノキシジルが1倍のリアップに戻した。動悸が起きることはないが、効果も微妙だった。
 新型コロナウイルスのせいで、三ヶ月床屋に行かなかったら、頭頂部がだいぶやばくなってきた。スポーツ刈りにして、しばらくリアップ×5を使おうかと思ったら、薬局でジェネリックの発毛剤を売っていた。名前はミノファイブ。値段がかなり割安。ただし、有効成分のミノキシジルが5倍入っているだけ。他の成分は入っていない。
 ミノキシジルに耐性ができたのか、5倍の濃度でも動悸は感じなかった。口コミを見ると、時間はかかるが効果はあるようだ。リアップ×5は効果あるが、お金が続かない方は、ミノキシジルが5倍入ったジェネリック医薬品を使ってみたらいいだろう。ミノファイブ以外にも、各社から販売されているので。


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2020年06月29日

デフォーの『ペスト』に関して(3)

 ペストから逃れるには、感染が広がる以前に、いち早く地方に避難するのが一番だが、疎開が遅れた場合には、かえって、地方に感染を広げることになる。そのため、人の移動ばかりでなく、物流の移動も滞るようになる。失業者があふれることで、経済にも重大な被害を与える。
 一番衝撃的だったのは、死者を車で運搬して、大穴に投げ込む場面である。葬儀を行う余裕もなくなり、投げ込まれた遺体ははだけて、死者の裸体は剥き出しになる。気絶していた者も、死んだと思われて墓穴に投げ込まれる。死体を運搬していた者が、車ごと穴に転落したりする。激痛と絶望のあまり、生きたまま遺体の穴に、身を投げる者まで現れる。
 ロンドンを死の恐怖で震え上がらせたペストは、ある日を境にして終息に向かう。免疫が獲得されたのだろうか、それまでは死の病だったものが、治癒する者が大半になる。こうなると、それまでの反動で、感染に関する注意を怠るようになる。そのために、不用意に感染して命を落とす者も出てくる。
 このように、デフォーの『ペスト』は疫病がもたらす現象を、網羅的に描き出している。見聞きしたことをもとに描いているからで、ナチスへのレジスタンスが発想の動機となったカミュの『ペスト』と比べて、迫真性でははるかに上を行くのである。

参考文献
デフォー『ペスト』(平井正穂訳 筑摩書房 世界文学大系『デフォー・スウィフト』所収)


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2020年06月28日

デフォーの『ペスト』に関して(2)

 新型コロナウイルスが蔓延した某国では、感染者の家族も外出を禁止され、助かる見込みのない者の一部は、生きたまま遺体袋に入れられ、大きく掘られた大穴に、他の遺体とともに投げ込まれたという。
 デフォーの『ペスト』は、そうした状況を事細かに描写している。感染者が出た家は健康な家族も家の中に監禁され、結果として全員が死亡してしまう。何も持ち出せぬまま逃げ出しても、多くは野垂れ死の最期が待っている。健康そうに見えても、旅先で多くの人をペストに感染させる。体内では症状が進行しているからで、宿屋に入って休んだり、歩いている最中に意識を失って死亡する。YouTubeで流れる新型コロナウイルス感染者の、突然死を彷彿させる描写である。
 デフォーは感染者を監禁することは、かえって患者を地方に逃亡させ、感染を拡大させることになるとして、否定的に見ている。家族が感染しているかどうか見極めることは難しく、強制的に患者だけを隔離することの難しさも指摘している。(つづく)


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