2020年03月26日

箱根にあった駒ヶ岳(4)

 下からはロープウェイの駅に隠れて、富士山は一部しか見えなかった。芦ノ湖と富士山をともに写真に撮るには、元箱根の方に回らないといけない。
 ロープウェイに乗った。この絶壁にはケーブルカーは無理である。所要時間は7分とのこと。ぐいぐい上っていくと、車窓に雪をいただいた富士山が見えてくる。山頂は草原となっていた。晴れ上がっているので、360度視界が開けている。
 芦ノ湖が真下に見えるが、逆光で写真はうまく撮れない。日射しは暖かいが、風はまだ冷たい。左回りに草原を進んでいく。別天地という感じだ。海の方まで晴れ上がっている。初島や伊豆大島まで見える。こんなよい天気は珍しい。
 箱根元宮に向かって歩いていく。空は澄み切っているが、風がやや強くなり、ぶるぶるっと震えた。友人は毛糸の帽子をかぶっていたが、僕は持ってくるのを忘れた。階段を上って本殿で参拝した。1964年(昭和39)に再建されたもの。
 その脇を抜けると、雪をかぶった富士山が視界いっぱいに広がっている。こんなに大きな富士山を間近に見たのは、二十年ぶりぐらいではないか。昇仙峡の上で見た富士山は、もっと遠くにあった。
 足もとには巨大な切石が転がり、上には小石が積まれている。賽の河原を連想した。ここには再建される前の元宮があったのか。廃仏毀釈で破壊された寺院の跡だろうか。(つづく)


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posted by 高野敦志 at 03:51| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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