2020年03月10日

数秘術と陰謀論

 神秘主義のカバラは、ヘブライ語のアルファベットを数字に当てはめ、聖書に出てくる言葉を数字に変換する。異なる言葉であっても、数字が同じであれば、関連があると考える。旧約聖書で書かれた言葉を、数字に変換して、聖書に隠された秘儀を見いだそうとするのである。
 その中でよく言及されるのが、「獣」「悪魔」の数字とされる666である。それを事件や災害が起きた時期に当てはめ、意図的に起こされたテロだと主張することがある。例えば、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災は、1+17=18=6+6+6であるから、人工地震であるとする。東日本大震災は2011年3月11日に発生したが、2+0+1+1+3+11=18=6+6+6であるから、日本海溝に埋められた核兵器を、複数爆発させた大地震と大津波であると考えるのである。
 これを見ると、数字の操作が恣意的であることが分かる。数字を18=6+6+6にこじつけるために、都合のいい数字だけを選んで計算している。だから、これは自然災害をテロと主張するための妄想だとして、「陰謀論」として処理されることが多い。
 その一方で、「陰謀論」というレッテルは、知識人に拒絶反応を起こすための罠だとする向きもある。政治家や大学の教師が「陰謀論」を語れば、それだけで見識が問われかねない。大衆は知識人の合理的な主張を鵜呑みにするので、自然災害をテロだとする主張は、一部の陰謀論者の妄想だとされてしまう。核兵器で地震や津波を起こすことは、すでに半世紀以上も前に確立された技術であり、YouTubeで検索すれば、核兵器で津波を発生させている映像は容易に見つかる。
 そこから、南海トラフで「ちきゅう号」が掘削していた事業は、将来発生するとされる南海トラフ巨大地震の発生メカニズムを探るものではなく、海底に穴を開けて海水を注入し、プレートの境界を滑りやすくするとか、自然地震が発生したタイミングで、核兵器を爆発させて、大地震や大津波を起こそうとしているという主張がなされるのである。
 明日は2020年3月11日、東日本大地震が発生した3月11日である。ここで数秘術を使うと、2+0+2+0+3+11=18=6+6+6となるので、日本に対して地震や津波による攻撃がされるのではないかという妄想が湧いてくる。ただし、そうしたテロを起こす集団は、すでに力を失っているという主張もある。
 ただ、日本周辺では地震活動が活発化している。熊本地震の発生を予知したとされる台湾地震預測研究所(https://quakeforecast.blogspot.com)は、一ヶ月以内に日本周辺での巨大地震の発生を警告しているので、たとえ「陰謀論」が否定されたとしても、大地震や大津波に対する警戒を怠ることはできない。原発が全電源を喪失してしまわないように、高台に電源車を配置するなど、最低限の措置は講じられるべきである。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 05:00| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする