2020年03月09日

詩人と政治家

「景気が良くなれば、必ず不景気から抜け出せます。私はそう信じている」という大臣の発言で、気軽に詩を作るという風潮が生まれた。
「海外に日本人の富を流せば、日本人は貧しくなります。私はそう信じている」
「人口が六千万人になれば、日本の人口は半減します。私はそう信じている」
「除染土を農地に使えば、除染土の袋は福島から消えます。私はそう信じている」
「コロナウイルスの検査をしなければ、日本の感染者数は少なくなります。私はそう信じている」
 コンクールに寄せられた詩はどれも似たり寄ったりで、換骨奪胎は日本の伝統という意見が出たものの、元の詩に価値がないのでいずれも愚作ということで、受賞者なしと決定した。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 01:51| Comment(0) | ショートショート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする