2020年02月07日

昇仙峡の奇岩巡り(10)

 甲府駅で夕食を食べようと思って歩いていたら、甲府城がライトアップされていたので、行ってみることにした。石垣以外はすべて、櫓も門も復元されたもので、LEDに照らされた壁は青白く光っていた。線路の向こう側にも、復元された白壁が見える。実は、甲府城は駅の南北に広がっていたのだ。
 甲斐国は徳川の直轄領だった。六代将軍家宣は元甲府藩主で、江戸城に移ってからは、側用人の柳沢吉保・吉里父子の領地になったが、八代将軍吉宗以降は徳川氏の直轄領となり、戊辰戦争では新政府軍との戦場になった。そのため、甲府城は明治維新後早々に解体され、城趾をまたぐ形で中央線が敷かれたのである。鎌倉の円覚寺境内に横須賀線を通したり、南禅寺の境内に水道橋を渡したり、明治新政府は旧幕府側や仏教側に、えげつない仕打ちをしたのである。
 駅ビルで友人と中華料理を食べた後、午後八時半の特急あずさ新宿行に乗った。こうして、ほったらかし温泉と昇仙峡の短い旅は終わった。


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posted by 高野敦志 at 00:58| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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