2020年01月22日

昇仙峡の奇岩巡り(3)

 羅漢寺橋で対岸に渡った。中国の天台山になぞらえられた羅漢寺は、かつては真言宗の寺院だった。複数の末寺を抱えて栄えたが、火災による焼失でこの地に移る。今は曹洞宗となり、小さな堂と、羅漢を収めた堂、それに檀家の墓地を残すのみ。羅漢は小さなお堂に収められ、明かりのない壇の前に並べられているのが、ガラス戸を通してうっすら見える。
 羅漢橋を渡って元の道に戻る。奇岩が立ち並ぶのはそのあたりまで。花崗岩の石門をくぐると、視界は開けるのだが、夏のような日射しが照ってくる。昇仙橋を渡るあたりで、急におばちゃんやおばあちゃんが増えてくる。昇仙峡滝上か、グリーンライン昇仙峡のバス停から歩いてきたのだろう。
 昇仙峡で最大の滝は、仙娥滝である。落差は三十メートルあり、川幅が狭くなったところで、一気に崖を下るので、水しぶきと轟音の威力に目を見張る。広がった滝壺を迂回するように、傾斜のきつい階段が続く。雄壮な水流を、人々は写真やビデオに収めている。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:53| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする