2020年01月12日

あっちの湯とこっちの湯(3)

 ほったらかし温泉はさらに丘の天辺まで上っていく。真夏のように光が強く、汗ばんでくる。平日というのに、車が坂を上ってくる。しかし、大半の人はあっちの湯に行ってしまう。初心者に勧めているからだ。新設された浴槽は広いが、前回来たときは、加水していたらしく、温泉らしくなかった。水道水を沸かしているのではないかと思ったほどだ。向かいの山はかすんで、富士山も見えなかったし。
 今回はこっちの湯にした。お湯は熱い方とぬるい方があった。ぬるい方がちょうどいい湯加減で、リラックスして入っていられる。正面に富士山が見える。盆地を囲む山並みも、光を受けて凹凸までが浮かび上がり、富士山も山肌までくまなく見える。雪は積もっていないが。盆地に広がる町並みの大パノラマ、丘にはススキの穂が伸びて、風で揺らいでいる。聞こえるのは、虫の音と、打たせ湯の水面を叩く音ばかり。泉質も滑らか。
 一段下にも浴槽があった。こちらはやや浅めで湯加減はちょうどいい。ただ、ここからだと富士山は見えても、甲府盆地がよく見えない。今日は台風一過の晴天で、人も少なかった。やはり、雨上がりの平日、人の少ない日は最高だな。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 00:25| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

みちのく・では 陸奥・出羽の旅 第2版(pdf)

 僕の青春時代から数年前に至るまでの全4回、東北を旅した紀行文です。東北は江戸時代までは、広大な地域が、陸奥・出羽の2国にしか分割されていませんでした。長らく日本人にとっては、最果ての地だったからです。
 ここには、旅の先々で感じた思いやイメージがつづってあります。エキゾチックな感覚にとらわれるのは、僕だけではないでしょう。そこには寡黙ながらも、懐の深い自然があります。気軽に読めるものと思いますので、目を通していただけたら幸甚です。
 ちなみに、表紙の写真は白神山地の十二湖で撮影したものです。
 第2版では「三内丸山遺跡を訪ねて」の一章を追加しました。以前、ダウンロードされた方は、ファイルを差し替えて下さい。
michinoku2.pdf

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posted by 高野敦志 at 00:17| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする