2019年12月11日

美幌峠から裏摩周へ(5)

 これで終わりかと思ったが、友人はもう一箇所回ろうと言った。裏摩周に来た道を途中まで戻り、舗装されていない林道をひたすら下りていく。しばらく進むと、砂利を引いた大きな駐車場が見えてきた。神の子池である。
 なぜそのような名前がついたかというと、神の湖である摩周湖の伏流水が湧き出ているからだという。水温は八度である。ここはガイドブックにも載るほど有名で、中国人の観光客も訪れている。
 透明な池が早瀬となって、小川を下っていく。これのどこが珍しいのかと思ったが、池の周りを進んでいくと分かった。池の底が緑青の色をしており、低温で腐らない倒木が、オブジェのように交差して、水底に横たわっている。その間を、朱色の筋の入ったオショロコマが泳いでいる。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:23| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする