2019年12月02日

美幌峠から裏摩周へ(2)

 夜が明けた。やはり曇っている。天気予報では、この先一週間もこんな天気が続くらしい。ゆっくり朝食を取り、十時過ぎにチェックアウトした。今日はまず、美幌峠に向かうことにした。ホテルからは三十分足らずだ。ぐんぐん山道を上っていくと、霧が晴れて屈斜路湖の全貌が見えてきた。
 数あるカルデラ湖の中で、これほど大きく、しかも、近くの山から見渡せる湖は少ない。中央の火山、中島の巨大さには驚かされる。湖にある島では、日本最大であるという。長らく火山活動がないため、鬱蒼とした森に覆われている。
 青空は見られないが、雲が薄く光が漏れてくるため、湖の姿がくっきりと見える。湖水も青みを帯びている。おおらかで包容力がある湖という気がする。平地で湖岸の前に立つときには感じたことがない屈斜路湖の魂を、ここ美幌峠からは感じることができる。
 同じカルデラ湖であっても、阿寒湖や摩周湖とも違う、母性的な懐の大きさがある。平野の中に湖面が広がっているからだろうか。平野となっている辺りにも湖面が広がる、広大な湖だったというが。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 01:22| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする