2019年10月30日

嵐の迫る阿寒湖で(2)

 店を出ると、汽笛の音がした。ここでは希望者が、有料の研修つきで、気動車の運転体験ができるのだ。鉄道マニアだった子供の頃の思いが蘇ってきた。
 陸別駅に入った。左手の端に機関車が見える。線路脇で手旗を振っている。ガタン、ゴトンと、重い車体がゆっくりと動き出す。汽笛を鳴らしながら、ホームに向かって近づいてくる。運転席に目をやると、中学生らしい少年とお母さんらしい人の顔が見えた。鉄道マニアの息子に付き合ってるのだろう。
 正面には、楕円を描いた線路も見える。トロッコや気動車に乗車体験する催しもあるらしい。ただし、あいにく今日は体験の受付は行われていない。そこで、構内で前進、行進を繰り返す機関車を撮影していた。運転体験している少年の気持ちが分かった。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:13| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする