2019年10月21日

タウシュベツは崩壊寸前?(7)

 タウシュベツ川橋梁を後にした。車に乗って第五音更橋の脇を過ぎる。幌加駅の跡を見ることになっている。士幌線は廃止以前から、糠平〜十勝三股間が、バスの代行運転になっていた。その間、運休状態が続いたことで、幌加駅のホームや線路は放置され、結果的に保存されることになったのである。
 車を降りて林の中に入る。線路には手動のポイント(転轍機)も残っている。レバーを動かすことで、今でも切り替えすることができる。駅の周囲にも蕗が茂っていた。熊が食べた跡と糞も残っている。駅員の宿舎が土台だけ風雨にさらされている。かつては二百人以上の住民がいたというが。
「十勝三股駅をテレビで見たことがあるんですが。ここには列車が入ってくることはないとか、しゃべっていたんですが、今はどうなっているんですか」
「もう何も残っていないんですよ」と、ガイドが教えてくれた。番組で中継された構内が、今でも記憶に残っている。幌加駅と似たような物だったが、信号など鉄道施設はそのままで、いつでも列車が入線できる状態だった。それもすべて撤去されたということか。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:57| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする