2019年10月20日

岡田惠和の『少年寅次郎』(1)

 山田洋次監督の『男はつらいよ』シリーズは、中年以上の世代には国民的映画として知られている。『男はつらいよ』にはテレビ版と劇場版があり、一般に知られているのは後者の方である。
 それとは別に、山田監督には『悪童(わるがき)』という小説がある。『男はつらいよ』シリーズの主人公、車寅次郎の少年時代を描いた小説で、いずれ山田監督により映画化されるものと期待されていたが、一足先に『ちゅらさん』や『ひよっこ』で知られる岡田惠和氏によってテレビドラマ化された。
 このドラマを見る視聴者は、多くが『男はつらいよ』シリーズのファンだろう。したがって、『少年寅次郎』に登場する人物を、『男はつらいよ』の登場人物の若かりし日の姿として見ることになる。
 第一回は寅次郎の生い立ちから、妹さくらの誕生までが描かれた。父平造が芸者きくに生ませた子供を、平造の妻光子が我が子のように愛し育てる。光子役の井上真央と少年寅次郎役の藤原颯音の仲むつまじさがほほえましい。寅次郎の悪ガキだが心優しい面がよく描かれている。柴又帝釈天の住職、御前様役の石丸幹二の演技に、笠智衆の仕草が重なって見えた。好調な滑り出しだが、全体の印象としては、岡田惠和のほのぼのとした世界である。(つづく)


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2019年10月19日

タウシュベツは崩壊寸前?(6)

 湖に向かって小川が流れている。足を滑らせないように進んでいく。対岸に渡り、タウシュベツの反対側を回って、元の高台に向かうことにした。その間、いろいろな角度からタウシュベツ川橋梁を撮影した。
 今夜から台風の豪雨が降るので、タウシュベツの下に広がる草原も、泥水に浸かるかもしれない。橋の下を歩ける状態と、水が張っている状態とでは、歩ける方が客の満足度が高いという。湖水が張っている場合は、高台から見下ろすだけなので、とどまる時間は三十分足らず。湖水が鏡のようになるのは、早朝のツアーで、それを過ぎると、風が吹いて橋の影が湖水に写ることはないという。
 タウシュベツが今の形で見られるのは、今年か来年ぐらいまでかもしれない。アーチの一部が崩落すれば、現在のような美しさはなくなり、現在のようなブームはなくなるだろう。崩壊していくタウシュベツを、一部のマニアが取り続けるだろうが。
 もし補修するとすれぱ五億円かかる。コンクリートできれいに塗り固めたタウシュベツは、見る者を幻滅させるだけだろう。滅びゆく美しさに感嘆しているわけだから。湖水に沈み、また出てくれば側壁が崩れるだろうし、年の半分は水中に沈んでいるのに、補修する意味はない。崩れゆくままに任せるのが一番よいのだ。(つづく)


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2019年10月18日

ソニーのイヤフォンMDR-XB50について

 パナソニックのイヤフォンHDE3Mを愛用していた。澄んだ音がハイレゾの微かなニュアンスを表現してくれていた。ただし、CD音質を176.4kHzにアップサンプリングした音は、どことなく迫力に欠けていた。
 実は、それ以前にはソニーのMDR-XB50を使っていて、行方が分からなくなっていたのが、部屋を片づけていたら出て来た。そこで、パナソニックのMDR-XB50の音とどう違うか、僕自身の印象を述べてみたい。
 ソニーのMDR-XB50は重点音重視で、ヘッドフォン顔負けの迫力のある音を出す。その反面、重低音が強調されている分、ハイレゾの微かなニュアンスが聞きとりにくい気がした。でも、これは好みの問題かもしれない。そこで、ウォークマンのイヤフォンの設定も調節してみることにした。
 一番上のIER-NW500n/NEは、ウォークマンに付いているイヤフォン用、二番目のMDR-NW750N/NEは一万円前後のイヤフォン用、三番目のMDR-NC31/NWNC33は五千円前後のイヤフォンに最適化されているようだ。その際、ノイズキャンセルをオフにし、Clear Phaseにチェックを入れると、迫力を保ちつつ音に透明さが増す。ソニーのイヤフォンを使っている場合には、留意しておいた方がいい。
 すると、ハイレゾもかなり心地よく聞こえるようになった。一番大きな違いは、CD音質を176.4kHzにアップサンプリングした音が、ハイレゾと比べても遜色のない音に聞こえることだ。やはり、ウォークマンはソニー製品だから、イヤフォンもソニー用に最適化されているということなのだろう。


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