2019年09月15日

MQAにまつわる謎(3)

 MQAはハイレゾの音がしながら、容量が少ない。MQA-CDは普通の機器だと、44.1KHz/16bitで再生されるが、MQAに対応した機器だと、折りたたまれた部分がデコードされ、176.4kHZ/24bitや352.8kHz/24bitで再生される。もともと192kHzのデジタルデータが、176.4KHZにダウンサンプリングされて、MQA-CDに収録されたりするのはなぜか。
 ようやく、MQAの仕組みが理解できた。MQA-CDには44.1KHz/16bitのデータとともに、ハイレゾデータの高音部のみが折りたたまれて収録されている。MQA対応機器では、44.1KHzのデータを整数倍にアップサンプリングし、折りたたまれた高音部と合体する。同時に16bitのデータを補完して24bitにする。
 ネットで配信されているMQAファイルは、44.1KHz/16bitで再生する必要がないので、本来の24bitのファイルであるが、内部でアップサンプリングを行っている点では、MQA-CDと同じである。
 きめの細かさでは、本来の24bitで配信しているファイルの方が音がきれいだろう。ただ、MQA-CDが352.8KHzの場合には、16bitから24bitに補完されていても、今まで聴いたことがない高音質に聞こえるだろう。MQA-CDがUHQCDの高品質の素材を使っていることも、高音質に聞こえる要因と考えられる。
 何だ、CDの音をアップサンプリングして、折りたたんだ高音部とくっつけ、16bitを24bitに補完していたのかと、音楽マニアから失望の声が上がりそうだが、MQAは高音質に聞こえるファイルを扱いやすい容量で配信できるわけだし、人間の耳に快く聞こえるなら問題はないのである。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:26| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする