2019年08月20日

特急「あずさ」で石和温泉へ(1)

 友人に誘われて、一泊二日の小旅行したのは、三月下旬のことだった。仕事を早めに済ませて、午後五時の中央本線特急「あずさ」に乗ろうと思った。システム変更で全席指定になり、すでに指定席は満席になっていたが、急ぐ場合には指定席料金を払い、席は指定せずに、空いた席に座れるという。
 何とも分かりにくいシステムだ。新宿駅で五時の「あずさ」に乗り込み、出入り口付近で立っていた。立川に着くと、空席ができたので、すかさず座った。八王子に近づくと、間もなく予約客が乗り込む黄色いランプがついた。やむなく立ち上がったが、空席きを示す赤いランプがついたので、すかさず移動した。椅子取りゲームをしているようなものだ。
 車窓に闇が迫ってきた。左右に迫る谷間を走ってゆく。断続的にトンネルを潜るから、どこを走っているか見当がつかない。暗い山中を列車はひた走りに走る。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 04:05| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする