2019年08月10日

MQAの時間軸解像度について

 MQAの特徴として、可聴音域を超える音をコンパクトに折りたたむことにより、CDとあまり変わらない容量で、超高音質を実現している点が挙げられる。また、時間軸解像度が人間の感性に近いほど正確で、臨場感のある演奏が再現される。
 例えば、ジョン・コルトレーンの《ジャイアント・ステップス》は、ステレオ版よりもモノ版が好まれる傾向がある。1960年に収録されたアルバムだが、当時はステレオ録音の技術が未熟で、ステレオ版だとサックスが左で、それ以外の楽器は右からと、左右に分離してしまっている。正面からは何も聞こえないような感じである。
 MQAの音源をダウンロードして、誤ってアップサンプリングして聴いたときもそうだった。アップサンプリングをすると、MQAの折りたたまれた部分がデコードされない。音が左右に分離してしまっている。モノ版が人気あるのも、左右に引き裂かれたステレオ版の不自然さが、避けられているためである。
 そこで、アップサンプリングを切ると、MQAの折りたたまれた部分がデコードされた。分離して聞こえていた音が渾然一体となり、絶妙な楽器の位置関係を再現して聞こえてきた。MQAの時間軸解像度のおかげで、本来の音像が再現されたのである。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 05:33| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする