2019年08月08日

今は亡き宇宙物理学者

 天国も死後の世界もないと思っていた。人間の死はコンピューターの電源を落とすのと同じだと。ところが、私の意識はこうして存在する。しかも、体が不自由だったのに、今では時空を思うままに移動できるんだ。宇宙創世時にできたブラックホールが、消滅する場面を目にして、自分の理論が正しいことも分かった。
 宇宙の終わりはどうなるか、銀河系が消滅した未来にも行ってみたんだが、目印となる星がなくなると、自分がどこにいるのかも分からなくなって、あわてて戻ってきたというわけさ。困ったことといったら、生前の自分と今の自分が、同じ人間なのか分からないこと。それに、思ったことが何でも実現してしまう、いいことでも、悪いことでも。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 01:45| Comment(0) | ショートショート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする