2019年06月30日

透明人間

「G20の会場に各国首脳が入場されます。○○総理が握手をされます。あっ、これはどうしたことでしょう。○○○○大統領は素通りされました。次に現れたのは、○○○国家主席です。総理が手を差し出されますが、あっ、またもや、通り過ぎてしまいました。各国首脳には○○総理のお姿が見えないのでしょうか。総理のお姿が神々しくて、各国首脳の目がくらんだに違いありません。生まれてこの方、嘘をおつきになったことがなく、政治の透明性を心懸けていらっしゃる高邁な精神のため、お姿まで透明になられたからでしょうか」
(テレビのスイッチを切る)
「つまらねえ。アメリカと100%一致している人間とは、挨拶する価値がないからだろ」


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:25| Comment(0) | ショートショート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする