2019年06月25日

「ゲートウェイ・エクスペリエンス」私見(42)

 自分自身の印象からすると、《ゴーイング・ホーム》の方が、はるかに受け容れやすい。というのも、こちらは死を受容するために作られた患者用プログラムで、《ゲートウェイ・エクスペリエンス》を体験していない場合でも、患者の意識を「フォーカス10」から「フォーカス12」「フォーカス15」「フォーカス21」まで導いた後、死後の世界を疑似体験できるように、工夫が凝らされているからである。
 ベッドから魂だけ抜け出すように想像し、草原で飛行機に乗って大空を飛行する。言葉をしゃべる鳥に促され、自力で空を飛んでいく。それとなく「体外離脱」を促され、死後の魂が物質世界に縛りつけられた「フォーカス23」や、生前の信仰にしがみついた「信念体系領域」である「フォーカス24〜26」を超えて、魂の休息の場で「公園」とも呼ばれる「フォーカス27」へ移行する術を習得する。その上で、自分の意思でこの世と別れるときを決めるのである。
 これは患者用に作られているが、健康な人間が死後の意識状態を、擬似的に体験することにも利用できる。ストーリーに従って、空想の世界を楽しみ、宇宙空間を目の当たりにする。背景に流れる音楽、J.S.Eppersonの《Higher》も、神秘体験への参入を促してくれる。自己救済のプログラムというわけである。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:12| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする