2019年05月28日

五稜郭は和洋折衷(9)

 二回目にここを訪れたとき、僕は津軽海峡線に乗るため、夕闇に沈む前に山を下りざるを得なかった。沖ではイカ釣りの漁火がともりだしていた。僕が津軽海峡を眺めた辺りは、今日は雪が積もっていて近づけにない。
 時間的に余裕がないのだから、夜景を見るのは諦め、昼下がりの函館の街を眺めることにした。眼下の教会や、市電の走る大通り、停泊した連絡船の摩周丸、海岸に打ち寄せる波、今朝止まっていた湯の川温泉、さらに遠方で雪をかぶる駒ヶ岳。
 本物の夜景の代わりに、展望台で夜景のビデオを上映していた。函館の夜景が美しいのは、建物の輪郭が分かるほどの絶妙の高さにあること、くびれた地形で街並みが浮かび上がって見えること、さらに雪が積もっていると、建物の輪郭が映えることなどがあるという。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:22| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする